ANAマイルで行ける「世界一周特典航空券(スターアライアンス)」利用条件を知って世界一周に挑戦しよう(解説)【世界一周計画シリーズ①】

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これからの記事は、連続シリーズで「自分が世界一周特典航空券を発券してどのように旅行を計画し、楽しんだか」を備忘録も兼ねてご説明します。

サイト検索しても、特典航空券を使っての世界一周記事はさほど多くなく、実際に自分の体験を通して書いているので、参考にしてもらえると嬉しいです。

まず、ANAマイルを使ってどんなルール(利用条件)で世界一周特典航空券が発券できるのか、ANA公式サイトにある規定をもとに、簡単に説明したいと思います。

「自分にはハードルが高そうで利用条件を読む必要もないんだよね…」と諦めモードのあなた。世界一周なのに意外と必要マイル数は低くお得なので、正直驚くと思います(自分もそうでした)。

公式サイト「ANAマイレージクラブ(要ログイン)」⇒マイルを使う⇒提携航空会社特典航空券(スターアライアンスのこと)※ANA国際線特典航空券は直行便のみで世界一周の規定はないので注意⇒「ご利用条件」タブをクリック(「概要」には載っていませんのであしからず)

ちなみに、ANAの世界一周特典航空券の規定は単独項目としては掲載されておらず、「提携航空会社特典航空券の利用条件」の項目の中で最後の方にちょこっと出てくるのみです。


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1.今回の自分の世界一周旅程の紹介


人生初のビジネスクラス、しかも全てのフライトで。5か国に途中降機し、7/22~8/7(16泊17日)でした。職場に無理を言って、一足早い夏季休暇とたまっている年休を消化させてもらいました(汗)。

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ANAマイルの良さは、ANAが加盟している世界28か国の航空会社からなる「スターアライアンス」の航空券でもANAマイルが使えること(提携航空会社特典航空券)。


ANAは直行便のみでANA独自の国際線乗継便を有していないため、多くの乗り継ぎが必要となる世界一周ではスターアライアンスが頼みの綱になります。今回は5社の航空券を無料で予約・発券しました。

staralliance 28.jpg

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2.往復の国際線特典航空券と何が違うのか


【通常の往復特典航空券の場合】

目的地が10のゾーンのどこに当てはまるか、どのシーズンに当てはまるか(ANAの場合のみ)によって、必要マイル数が変わってきます。飛行距離での必要マイル区分はありません。


例えば、ANA直行便(ビジネス(C)クラス)でハイシーズンに日本から北米(ゾーン6)のロサンゼルスとニューヨークを比較してみましょう。飛行距離は断然ニューヨークの方が長いですが、同じゾーン内なので必要マイル数は同じ9万マイル。ニューヨークに行く方は得ですが、ロサンゼルスの方はちょっと損した気分でしょうか。ハイシーズンなので割高です。

スターアライアンス便なら、同じCクラスでもシーズンの違いはなく、5千マイル安い8万5千マイルとなっています。


【世界一周特典航空券の場合】

ゾーン区分はなく、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)で必要マイル数が定められています。


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世界一周は地球を横断するので、ニューヨークだろうが、ロスだろうが、緯度の南北移動が少なければ飛行距離は少なく済み、少ないマイルでルート途中にある多くの国への途中降機が可能となります。

南北ジグザグに上下するルートを組めば、必然的に飛行距離は長くなり必要マイル数も増えるという、現実的な規定となっています。シーズンによる変動もありません。

自分の場合は、クラスCで合計21,810区間マイルの距離なので「全旅程の距離20,001~22,000マイル、必要マイル数12,5000」にしました。

先の往復特典航空券と同じニューヨークに立ち寄る上に、その他4か国も途中降機できて、12.5万ー9万=その差たった3.5万マイル!比較的長期に休みが取れるなら、世界一周の方が断然お得です。

その下の区分(18,001~20,000マイル、必要マイル数11,5000)との必要マイル数の差はたった千マイルですが、緯度をあまり変えずに真横の飛行でないと距離が収まらなく、北半球の決まった都市しか選択肢が狭くなってしまうので、たった千マイルの差は大きかったです。


【両方に共通すること】
シート区分により必要マイル数が異なる、シーズン区分がない(スターアライアンスの場合)、旅行開始日から1年間(発券から1年以内に旅行を開始することが必要)

自分が組みたいルートの区間基本マイルがどれくらいになるか見積もりたい場合、スターアライアンス公式サイトの機能の一つである「book&flyツール」を使えば、簡単に距離の見積もり計算ができます。

Book&Flyツールを使って世界一周ルートのシュミレーションを完成させる方法【世界一周計画シリーズ⑤】

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3.ANA公式サイトにある「世界一周特典航空券」の利用条件


次の条件の記載+先にご紹介した必要マイル数チャートのみです。

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たった5行のみですが、この中にたくさんの条件が凝縮されているので、これから一つ一つ詳しく説明していきます。

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4.ルートのきまり


出発した国と同じ国に戻る。

つまり、地球をぐるっと一周して戻るという基本的なことです。今回の旅程では、一番楽な自分が居住する東京発着のルートを組みました。

場合によっては、同じ国内ならOKなので東京発~沖縄着なんていうルートも組めますし、東京発着の国際便がハイシーズンは取れない場合は、近隣アジア諸国のハブ空港を発着地にすることも可能です。

たった1回の世界一周特典航空券の発券だけで、シーズン3回に分けて海外旅行ができる欲張りな裏ワザ【世界一周計画シリーズ②】

太平洋・大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する(東回りか西回りで逆回りできない)

今回は西回り一方通行での横断ルートとしました(1か所目:ドバイ~5か所目:ニューヨーク)。

なぜかというと、東回りでは太平洋の日付変更線で時差が約半日にもなり、体の負担が大きくなるが、西回りだと徐々に日本時間から遅れた時差が開くので体に比較的優しいということを優先したからです。実際体験してみて、この「時差の負担感」はつらいです。西回りにしてよかったです。

海外旅行で悩みの種の「時差感覚の管理」を簡単にする方法【世界一周計画シリーズ⑨】
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5.区間や途中降機について


途中降機は最大8回まで(欧州での途中降機は3回、日本国内は4回まで)

最大12フライト区間まで

地上移動・同じ年での異なる空港間移動は最大4区間まで(地上交通区間は移動マイルとして計算に含めない)


「途中降機(24時間以上の滞在)」は数か月とか半年とかの長いスパンの一周ならともかく、仕事を休んでいく弾丸世界一周の場合、8回(欲張って8か国)も難しいと思います(その国の地理・交通、生活習慣、経済をある程度事前把握するのが忙しすぎる)。

せいぜい、短期間の滞在なら自分のように5か国くらいがマックスではないかと(5か国でも結構疲れました)。

直行便がなく「乗り換え(24時間以内の滞在)」がある場合、途中降機にはカウントされませんが、フライト区間や総距離区間マイルにはカウントされてしまいます(自分の場合、バンコクとカイロの2回乗り換えがあり、カウントされていました)。あまり遠い地で乗り換えがあると、せいぜい空港短期滞在なのに必要マイル積算に影響しますのでご注意あれ。


その他、「経由」という便(便名が変わらない)もあり、区間数にはカウントされません。区間マイル積算も直行便相当の距離しかされないとか。もっとも、乗り換え便が主流ですよね。

例えば、途中降機最大8回すると、残り3回の4区間のみ乗り換えができるという計算になるので、できる限り直行便を予約しましょう(最後の方は乗り換えはくたくたになりますよ)。

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ちなみに、今回訪問した北アフリカのモロッコが、欧州カウントになると知らず、ルートを組んでいよいよ発券という際、ANAコールセンターの方に「この旅程では欧州の途中降機が4回になり上限3回を超えるので発券できません」と忠告され、頭が真っ白になりました。

ANAマイレージサービスセンターとの通話でどう世界一周ルートを変更していったか一部始終教えます。空席が少ない特典航空券は予約・発券まで大変でした【世界一周計画シリーズ⑦】

世界一周特典航空券では、到着地と次に搭乗する便の出発地が異なるルートを組むことができるのがメリットです。しかも地上移動は区間マイルにカウントされないので、区間基本マイルが基準より少しオーバーしてしまった場合、他の「地上交通区間(LCC、電車、レンタカー等)」を自力で確保し、区間マイルを節約することができます(有償世界一周ではマイル加算されてしまう)。


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6.世界一周の期間のきまり


出発国に戻る最後の便は出発から10日目以降

世界一周は少なくとも10日間必要というきまりですね。

自分が海外旅行を体験してみて、どんなに短期間の弾丸旅行でも、まるまる2日間くらいの観光日はほしいので、一か所に3泊4日くらいは必要かと。

往復特典航空券でも同じ必要マイル数で同じゾーン内ならば途中降機1回が認められているので、4日×途中降機2回=最低8日程度しか時間が使えないのなら「通常の往復特典航空券(目的地1+途中降機地1)」を、それ以上の4日×途中降機3回=12日程度以上使えるのなら、世界一周特典と使い分けることができます。

仕事をしている者としては、まとまった長期休みがどれくらいとれるかにかかっています。

特典航空券で「途中降機」をすれば無料で2か国目を楽しめちゃう裏技【ANA国際線特典航空券の予約シリーズ④】

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7.その他のきまり(払い戻し等)


「一般の往復特典航空券」の利用条件に世界一周規定が書かれているように、お概ね往復航空券のきまりが適用されるようです。細かい規定がサイトに記載されていないので、下記詳細はANAサービスセンターに問い合わせました。

予約開始日

往復特典航空券と同様に、搭乗の355日前9時からです。利用条件に「発券から1年以内に旅行を開始することが必要です」とあるので、予約したらすぐ発券ですから、最大約1年後までに旅行開始ということでしょうか。「旅行開始日から1年間有効」という条件も考えると、予約・発券してから最大2年間は有効期限があるということでしょうか?


未使用特典の払い戻し

出発の便までにキャンセルすれば、払い戻し手数料3千マイルを差し引かれた残マイルが、マイル口座に戻されます。


予約内容の変更

発券後は、搭乗日時の変更は可能。ただし、航空会社・区間・経由地・座席クラスの変更は不可。国際線特典航空券は全区間の予約が前提なので、ある区間の希望日時に空きがなくても、とりあえず別日で予約・発券しておき、空席が出次第変更することも可能です(旅行開始日から1年間の有効期限内なら大幅な日時延長も可能)。

変更手数料はかかりませんが、変更日のレートで諸税等を再計算のため、最初の発券時より諸税が追徴の場合のみカード決済が必要(センターから電話がある)。諸税差額を返金の場合は自動的に口座に振り込まれるため、電話連絡はなく、Eチケット修正メールのみ(メールに返金額が記載)。

自分も発券後にサービスセンターに連絡して、日時変更を1回しました。


旅行中の変更

航空会社都合により事前にある区間の変更が事前に分かっている場合、原則として変更が必要な航空会社からANAマイレージサービスセンターに連絡があり、センターからお客様に電話がいくことになっているらしい。

当日急遽変更になる場合
【個人都合】96時間(4日)前までに、ANAマイレージセンターに電話すれば、同じ航空会社・区間・座席クラスで空席がある場合のみ変更可能(ということは、当日発生した交通機関の遅延や寝坊などの私的理由の場合は、自腹で代替え便を手配する必要があるということです)。

【航空会社都合】天候や機材トラブル等による遅延は、該当する航空会社が代替え便を手配することになっているそうです。

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諸費用

【諸税等】
往復特典航空券と同様に、諸税等(空港税・航空保険料・燃油サーチャージ等)は別途請求されます。途中降機する場合は空港諸費用が高くつき、乗り換えで24時間以内の短期観光に繰り出す程度なら、空港諸費用は安く抑えられるそうです。

ちなみに、欧州は空港諸費用が高いのは有名ですね(特にロンドン)

自分の場合、5回の途中降機ありの旅程で合計92,270円でした。

【ANAマイレージサービスセンター手数料】
世界一周特典航空券はWEB予約ができないため、センターに電話して相談しながら予約・発券する必要があります。その際の手数料は2,160円です。


紙のチケットの発券について

Eチケットを事前に印刷し、出発地の1区間目の航空会社チェックインカウンターで見せて1区間分だけの紙チケットを発券してもらいます(自分の場合、羽田空港のタイ航空カウンター)。事前ウェブチェックイン(スマホのモバイルパス)が使えるのはANA便のみです。2区間目以降もその都度出発ロビーの区間該当航空会社カウンターでEチケットを見せて発券してもらいます(世界一周がまとまった1枚のチケットはありません)。


有償の世界一周航空券にはどんな規定があるか?

無料の特典航空券でなく、有償で世界一周航空券がスターアライアンス公式サイトで検索・予約できるようです。特典については上記のようにANAサイトには少しの記載しかありあせんでしたが、有償についてはスタアラサイトに細かく記載されているので、参考にできます。

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スタアラ28社を乗り継いでいけば、191か国1300か所の世界の98%を訪問できるとは驚きですね。

水色の囲みは前述したbook&flyツールに飛ぶリンクです(1回ルート見積もりを作成しておけば保存され、次は番号を入力して開けます)

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緑の囲み「約款」をクリックすると、先の「諸費用」について書かれています。

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黄色の囲み「よくある質問」をクリックすると、受託手荷物の重量制限について書かれています。さすがビジネス!エコノミーの1.5倍も可能なんですね。もっとも、自分は機内持ち込み手荷物のみで旅したので関係ありませんが。


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8.まとめ


世界一周特典航空券では、該当する総距離区間マイル数の範囲内なら8か所まで立ち寄れるといっても、あまり欲張るのは考え物です。仕事をしている方は長期休暇がどれくらい取れるのかをよく考えてから旅程を組む必要があると思います。

世界一周に取り組むかどうかは、必要マイル数の問題というよりは、日数の問題が大きいですよね(陸マイラーの強者たちは、年間21万マイルを貯めるのはざらですから)。

自分が旅先で出会った各国周遊されている方々は、仕事をいったん退職したすきまの期間に旅しているという方が多かったです。

といっても、往復特典航空券とさほど変わりない必要マイル数で、何か国も周遊できるのですから、やはり世界一周は経済的にもロマン的にも魅力がありますよね~。

今回ご説明した利用条件は決して難しいものではないので、陸マイラーなら一生に一度は世界一周にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

1年間でANA13万マイル貯まったので、念願の世界一周旅行が実現しました!

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