5月に、8年ぶりに自宅ノートパソコンを買い換えました。その時の記事がこちら「やさしい「ノートパソコン選びの優先順位と賢く購入するコツ教えます」【自分のようなメカ音痴&初心者に捧ぐ】」
ヤマダ電機新宿東口店で購入したのですが、店員さんとの価格交渉の末、決まった購入金額を更にどうしたら安くできるのか、店員さんがあの手この手で『当店のお得さ』をPRしてくるのです。
結局、店員さんの話に乗せられた形ではありますが、ヤマダ電機はこんな形で更に割引するんだなと、今回の買い物で確認できました。それが、「とても複雑な割引システム」なのです。
今回は、複雑な割引システムを紹介して、パソコンを家電量販店で購入する際の参考にしてみてくださいね。きっと、大手家電量販店なら他店でも割引システムはあると思いますから。
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まず、割引システムの結論を公開!3枚のレシートから読み解く
ノートPC購入後の会計がちょっと複雑で、3回に分けて会計をしました。「まず、この会員登録費を支払ってもらい会員割引を適用させて・・・」なんていう、同じ日ですが割引適用の順番があるようです。
※税込み価格で表示
【①レシート1枚目】
■プレミアム会員新規入会費:324円
≪小計:324円≫
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【②レシート2枚目】
■パソコン本体価格(東芝dynabook T75):133,800円
■長期5年保証費(本体価格×5%):6,690円
■安心会員新規入会費(プレミアム会員とセット価格):2,920円
≪小計:154,882円≫
※ヤマダポイント(本体133800×13%=17,394ポイント)付与
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【③レシート3枚目】
■ヤマダセキュリティパック:23,200円
■マイクロソフトアカウント設定費:2,000円
■ヤマダ電話サポート代(J one call):3,000円
≪小計:30,456円≫
≪①~③の合計:185,662円≫
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【直接的な割引】
▲ヤマダポイント(13%):17,394円
▲安心会員新規加入の商品割引券:3,000円分
≪差引合計:165,268円≫
レシートからは読み取れない「間接的な割引」とは
ヤマダの複雑な割引システムを読み解くには、直接的な割引だけでなく「間接的な割引」も勘案する必要があります。そうすると、なぜこの順番で3回も会計をするのががよくわかります。
【間接的な割引】
■安心会員新規入会費(プレミアム会員とセット価格):2,920円について
(1回目でプレミアム会員登録して、2回目でセット割引価格を適用させる)
(別々に会員になると、プレミアム324円+安心3,650円=3,974円かかる)
≪①割引額:1,054円≫
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■ヤマダセキュリティパック(松):23,200円について
(2回目で安心会員登録して、3回目で「安心会員価格」を適用させる)
(一般価格29,000円ー安心会員価格23,000円)
(割引額:6,000円)
※ここまでで、プレミアム会員324+安心会員2,920=3,244円かかっているが、それでもお得(6,000-3,244)
≪②割引額:2,756円≫
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■マイクロソフトアカウント設定費:2,200円
■ヤマダ電話サポート代(J one call):3,000円(計5,200円)について
※セキュリティパック(松)(J one call含まれた上位プラン27,000円)では、J one call含む4,000円+マイクロソフトアカウント費追加2,200円=計6,200円かかる
※一方、今回のセキュリティパック(松)(J one call含まれない下位プラン23,000円)では、J one call4,000円+マイクロソフトアカウント費2,200円=計5,200円をオプション追加扱いとした。
≪③割引額:1,000円≫
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■間接的な割引合計①~③:4,810円
■直接的な割引合計(ポイント+割引商品券):20,394円
≪割引合計額≫25,204円
割引のほとんどが、「プレミアム会員」「安心会員」に関係しているので、それぞれを各サービス額に適用させるとこんなに複雑な割引システムになるようです。これを、得とみるか、面倒とみるかは、人それぞれでしょうね。自分はのっかってしまいましたが・・・
割引に関係する各種サービスについて
■プレミアム会員(月324円(税込)
・来店ポイントや会員感謝デーのポイントがお得らしいですが、自分はそんなに家電量販店を利用しないのでメリットなし。
・有料の健康みまもりサービス(高齢者の安否確認)は関係なし。
・暮らしの手伝いサービスは鍵、水漏れ、家事代行業者を無料で斡旋するだけで、出張費無料にしたければ更に有料なので意味なし。
・ヤマダテクニカルサポート(更に有料月980円)は、購入後100日はJ one callに有料加入してるし、5年後まではPCの東芝で電話サポートあるし、意味なし。
ということで、自分にとってプレミアム会員のメリットはなし。店員さんが「割引適用したらすぐ解約できますよ」ということで、1週間後くらいに電話で速効解約しました。
■安心会員新規入会費(単体で年3,650円。プレミアム会員とセット価格で2,920円)
他店で購入した各種家電商品も無料で長期保証しますよというサービス。ただ、対象商品と対象期間が決められていて、【製造後6年まで】テレビ、電子レンジ、洗濯機等、【製造後9年まで】冷蔵庫、エアコン、となっています。
うちの家電は、6年まで対象のものはもっとたっているので全滅。9年まで対象のものは、残り時間わずかだし、そんなに壊れないので、このサービスもメリットはなし。
年をまたぐと自動更新されるようですが、新規入会時に申し込み書(口座振替やクレジットカード払い手続き)を郵送しなければ、2年目は課金されず解約扱いとなるようです。ただし、初年度の保証はつきませんが。
もちろん、申し込み書を送らないこともできるっていう店員さんのアドバイス通り、いまで郵送してません。ヤマダの店員さん、お客の立場にたって、店側のデメリットになることもずばずば助言してくれるから嬉しいですね(笑)
■ヤマダセキュリティパック(松プラン):23,200円
自分のようなメカ音痴人間は、パソコンを買って持ち帰ってみたものの、初期設定の方法がわからない、試行錯誤で膨大な時間と労力がかかる・・・って問題がつきもの。
そこで、このパック(かなり高めの価格ですが)を申し込みました。お店のプロがやっても「360分~480分」もかかるそうで、一旦PCを預けて、1週間後に取りに行きました。購入した客の半数以上がパックを申し込むらしい。
【ヤマダセキュリティパック(松プラン下位)の内容】
■初期設定
■ウイルスソフト設定
■WINDOWSアップデート
■マイクロソフトアップデート
■メーカーアップデート
■ファイアーウォールアップデート
■リカバリィディスク作成
■デスクトップ最適化
8年前のVISTAのPC購入時代は、PCにセットアップ用のCDを挿入して、出てくるウィザード画面に従って次々に設定していけば、初期設定などは自分でもやれたと思うんですが、近年はインターネット上で必要なページから別々に設定しないとできないように複雑になっているようです。マイクロソフトアカウント設定なんて昔はしたっけかな?
リカバリィディスクも空CDを自分でPCに入れて簡単に焼き付けられたと思いますが、今はもっと複雑とのこと。
PCに知識のある人なら「これくらいできないの?」と思われると思いますが、素人の自分にはなんのこっちゃ言葉の意味も分からず・・・
前述のとおり、自分のプランは「ヤマダ電話サポートJ one call」は含まれていないのでオプションで付けましたが、セキュリティパックを設定してもらった後、自力で自宅でやらなければいけない作業(プリンタ設定、インターネット設定、無線LAN設定、メール設定、ウィルスソフト設定等)膨大な作業が待っていました。
だから、メーカー問わず購入100日間はどんな相談ものってくれるヤマダ電話サポートが大活躍。
■その他のサービス
「5年の延長保証」は、PCのように壊れやすく、高額な修理代がかかるものは、絶対に入っておいた方がよいです。ただ、自分が購入した東芝PCは、メーカー保証が通常1年のところ、2年ついているので、延長保証は6年に延びるのかと思いきや、5年で変わらないようです。ちょっと損した気分。
プレミアム会員入会特典の「ヤマダ割引商品券(3千円分)」ですが、500円ずつ6枚になっていて、2カ月に1枚使えるようになってます。期間内に使わないと無効なので、忘れそう・・・(汗)。これを狙った戦略なのでしょうね。
まとめ
ヤマダの複雑な割引システム、お分かりいただけましたか?
これと相まって、パソコンの新規設定の複雑さ、別の話になりますがスマホの料金プランの複雑さなど、IT関連は、自分のようなメカ音痴素人にとっては、どんどん遠くに離れていく世界のようです。
賢く購入、賢く使いこなすためには、知る努力も必要なのでしょうか。
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