マラケッシュのリアド(宿)騒動。モロッコ旅行はどこへ行くにもアクシデントが付きまとうの巻(マイルで世界一周旅行記⑧:モロッコ編⑤)

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モロッコ旅行記第5弾

ドバイから早朝3時に出発し朝5時のフライト、そして到着したカサブランカ空港駅からマラケッシュ駅まで乗継時間を含めて6時間ものONCF鉄道の長旅にくたくたになり、マラケッシュ駅前のタクシーにのり、宿に向かいました。

モロッコ・ONCF鉄道でカサブランカ空港からマラケッシュへの行き方PART2(マイルで世界一周旅行記⑦:モロッコ編④)

夜6時過ぎにマラケッシュ駅に到着し、タクシーで15分くらいで宿を手配しているメディナ(旧市街)に到着し、すぐ宿が見つかり旅の疲れを癒す予定でした…

しかし、宿の部屋でくつろげたのは夜8時を回ってしまいました(涙)

いったい何があったのか、宿にまつわるアクシデントをお話しします。


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1.モロッコ特有の宿「リアド」とは?


今夏の世界一周一人旅でまず「モロッコに行きたい!」と決め、早速モロッコの宿を探していると、「リアド」というタイプの宿があるそうで、その美しい邸宅の写真に一目ぼれしてしまいました。

日本でいうと、昔金持ちの古民家を改造した高級民宿といったところでしょうか。

この機会にぜひ宿泊したい!ということで、お手軽な価格のリアド探しから始めました。

【リアドとは?】
リアド (riad, ryad, riyad) は、モロッコに見られる宿泊施設の種別。 リヤドとはアラビア語(رياض‎)で「庭」や「邸宅」を意味し、その名前の通り、古くなった邸宅をリノベーションし宿泊施設としたもの。 マラケシュ、フェズ、エッサウィラなどにあるリヤドが知られる。(WIKIより)


リアドの特徴は次のとおり。
■部屋数は10程度で多くない。

■2・3階程度の低層で、部屋塔がロの字に中庭を囲んでいる

■中庭には小さなプールや噴水、食事をするテーブルが置かれておりゴージャス

■外(面した道)からはその広さが全くわからない、ドアしか見えない

■モロッコの歴史に想いを馳せ、静かなゆっくり流れる時間を楽しみたい人にはもってこい。

■宿のランクにより料金はピンキリ(1泊数千円程度から数万円まで)


今回宿泊したどのリアドも、数百年の歴史がある邸宅ながら、手入れがこまめにされており、インテリアもおしゃれで、センスがよかったです。

きっと、どのリアドもモロッコの中産階級以上の金持ちブルジョアの持ち家だったのでしょうね。

自分は割安宿泊予約サイト(Hotel.com,Booking.com)を使って、マラケッシュやフェズのリアドを検索・予約したのですが、選ぶポイントは次のとおり(個人的な主観です)。

【リアドを選ぶポイント】
①1泊7千円以下
②サイトのセール対象の割引料金になっているプラン
③朝食無料
④立地は新市街よりも歴史を感じられる旧市街がよい。ただし、旧市街の奥の方だと迷路で分かりずらいので、新市街寄りにあり大きな道路から少し入った程度の立地にあるリアド
⑤直前までキャンセル手数料無料になるもの(世界一周の途中で遅延してもキャンセル可能なように)
⑥口コミ評価が高い宿
⑦おひとり様でもスペーリアかダブルベッドサイズ、部屋の広さは20㎡以上で、できればバスタブ付き


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2.マラケッシュ駅からリアドまでのぼったくり:タクシー&道案内


マラケッシュ駅前の客引き運転手のぼったくり料金にも、何度も交渉する気力がもう残っていなかったので、ちょっと高めだなと思いながらタクシーに乗ることに。

マラケッシュのタクシーはクリーム色でどの車もポンコツ。自分が乗ったタクシーもクーラーが壊れているのか、窓全開で蒸し暑い風が車内を流れます。

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運ちゃんと乗る前の交渉では、リアドの住所の紙を見せて「ああ、知ってるよ」ということだったので乗ったのに、15分くらい城外道路をかっ飛ばし、やっと着いたのはメディナ(旧市街)の小さな広場。

あれ?メディナは迷路のような小道ばかりだから宿まで入れないのかな?と思い、運ちゃんに聞くと「この広場の前の道を右に行って、すぐ右手にあるよ」を繰り返すばかり。

広場に止めてすぐに、地元の若者たちがタクシーを取り囲んで集まり始め、餌に群がる鯉状態。すさまじかった。

どの兄やんも「宿まで案内するよ!」とモロッコ語で言っているようでした。

つまり、道案内するからチップ払えよ!と観光客は彼らのいいカモなのです。

そのうち、窓の中まで顔をつっこんでこようとするくらい、がっつきまくり。少々怖かったです。女子一人旅は危ないかも。

運ちゃんにぼったくり料金を払い(むかついたからチップはあげませんでした)、タクシーは自分を降ろしそそくさと去ってしまいました(汗)

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まだ、この時は運ちゃんの「道を右に曲がればあるよ」との言葉を信じていたので、自力で宿が見つかるだろうと思い、周囲に群がるチップめあての兄やんたちに目もくれず、キャリーバッグを引きずって悪路を進むのですが、露店ばかりでリアドらしき入り口は皆無。

10分くらいうろついたでしょうか?リアドの住所と路地の住所表示を見比べて近くに進もうとするのですが、なにせメディナは迷路のようで迷うばかり。Google Mapなんて迷宮では当てになりませんでした。

そんな自分の横を後ろからバイクに乗った兄やんが追い越し、自分に向かって罵声を浴びせて去っていくのです

おそらく、さっきの広場で群がっていた兄やんの一人。

道沿いの個人商店の気のよさそうなおっちゃんに道を聞こうとすると、どこからともなく別の兄やん(たぶん群がっていた兄やんの一人)がやってきて、おっちゃんの耳元で何か言うと、店のおっちゃんは何も教えてくれなくなりました。

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そんな嫌がらせを受けながらも必死で探すも見当たらず、宿に電話することに。

ただし、自分の中学英語レベルでは話が通じるわけもなく、近くの目印を伝えているつもりですが、宿のスタッフは「分からない」を繰り返すばかり。結局、「〇〇モスク」を探してください、とのことですが、そんなモスクは見当たるわけもなく・・・

もう半べそかきたいくらいにへこんでいると、すれ違った気のよさそうなおっちゃんから「案内しましょうか?」との申し出。

このおっちゃんもチップ目当てだと分かりましたが背に腹は代えられない、とのことで、がつがつした兄やんよりはましかと思い、道案内をお願いすることに。

この辺りの地理は詳しいというおっちゃんの後を進むと、タクシーの運ちゃんが言っていたことは全くのでたらめだと分かり、自分が彷徨っていたメイン道路の脇の路地を入り、ぐるぐると迷路を進み、どんづまりにリアドがありました!

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絶対わかるはずもない奥まった場所にあるリアド。Hotel.comの予約画面ではこんなに複雑な地図ではなかったのに・・・

おっちゃんに「チップが欲しい?」と聞くとうなずいたので、ポケットの小銭をあげようとしましたが、「自分はお金がなく困っている」と言いながら、自分の空のポケットを引っ張り出して見せ、「紙幣がいいです」と謙遜しながら言ってきました。

まあ、気のよさそうな控えめなおっちゃんだったので、お札(数百円程度)をあげると喜んで、身の上話をし始めました(英語は習ったことないけど、ハリウッド映画とか道案内しながら覚えたとか)

そして、笑顔で別れ、やっとのことでリアドのドアのベルを押したのでした。

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タクシーを下ろされ、30分以上(夜7時前)はかかっていました。

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3.当初のリアドが宿泊拒否!?


今回、Hotels.comで1泊2日で予約したリアドが、「ル リヤド ジャルダン デ レベ 」。口コミ評価も8.6と高評価。

リアド登録数ではBooking.comの方が多かったのですが、この宿については、Hotels.com会員(無料)向けセールのため、9千円程度するところ、5,376円という低価格で予約できたのです。

ドアを開けてくれたのが、すらっと背の高い若いイケメンスタッフ。とてもフレンドリー。

まず中庭のテーブルに座り、リアド内を鑑賞。隅っこのテーブルには先客(大人しそうな白人母子)がくつろいでました。

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いやー、今日は長い一日でアクシデントもたくさんあったけど、こんなにおしゃれなリアドに泊まれると思うとわくわくしました。

でも、それもつかの間、スタッフ兄やんが真面目な顔で英語で何やらペラペラ。理解できずもっとゆっくりとお願いすると、「水回りの故障であなたの部屋は泊まれない。満室のため、知り合いの別のリアドを紹介します」ということのようでした。

なに~?もうへとへとだし、明日はこの宿に砂漠ツアーのスタッフが早朝に迎えに来る手はずになっているし、料金はまた別に払わなければならないの?部屋のグレードは?

などなど、拙い英語で何とか伝えると、「これからタクシーでお送りします。運賃はこちらで持ちます。宿代はこちらの料金だけで構いませんし、グレードは同程度で、うちよりフナ広場に近い便利な場所にあります」との回答。

そして、ツアー会社にモロッコ語でお迎えの宿変更のメールを打ってもらいました。

ダブルブッキングじゃね?とも疑いましたし、もう重い体を動かしたくなかったのですが、渋々兄やんの後について宿を出ることに。

この兄やん、キャリーバッグを引きずって迷路の後を続く自分のことはお構いなしに早歩き。まってくれ~と追いかけながら先ほどの広場に到着。

すでにタクシーが待っていて、スタッフ兄やんも一緒に乗車し出発。

すぐ着くかと思いきや、一旦城壁の外の大通りに出て、メディナをぐるっと回りこむかたちで再び迷路に入るのでした。

その間、知り合いらしいタクシー運ちゃんとスタッフ兄やんが何やら激しい口論に…雰囲気最悪でした。

30分近くも走り、やっと別のリアド前に到着し、別の宿のスタッフ兄やんに引き継がれてさよなら。

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もうすでに夜8時を回っていました・・・。日没が遅いモロッコですが、もう薄暗くなっていました。

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4.2軒目のリアドの宿泊記


出迎えてくれたスタッフも、若いすらっとした兄やん。語り口調がモロッコ人には珍しくおっとりしていて好感がもてました。

2軒目のリアドは「リヤド ラオラ」。

サイトで見ると、さっきのリアドより千円程度安く、グレードダウンになってしまいました(涙)。口コミ評価8.2。

ただし、設備や客室は綺麗だったし満足しました。

中庭ホールにはやはりちょっとした小さな池?プール?があります。インテリアもおしゃれ

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噴水には、モロッコ名物バラの花びらがたくさん

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2階建て。屋上にはテラスがあるみたい。

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部屋は1階中庭ホールに面した部屋。木とガラスでできたドアだけの仕切りなので、プライバシーやセキュリティが心配でしたが、内側からカーテンを閉め、古い南京錠で施錠するタイプ。今回の他の宿泊者はホールで騒ぐ人がおらず静かで安心しました。

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部屋は縦長で広さは十分にあり。

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お姫様ベッドのよう(でも寝るのはおっさん)

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ソファも歴史を感じるアンティーク品でセンスいい。

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浴室も広くてゴージャスで驚きました。

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バスタブというか、ここの中でシャワーを浴びます。お湯は張れませんでした。モザイクタイルが昔の家主のセンスを感じます。ただし、排水がよくなく、すぐ貯まってしまうのがネック(他の多くのリアドでも排水が問題のようです)。

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シンクも金ピカ

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もっと早い時間から入室して、ゆっくりしたかった…

チェックイン時に、ホールにてスタッフ兄やんに「明日は7:30分前にはツアースタッフが迎えに来るから、朝食は早めにできますか?」とお願いすると、「8:30以降でないと用意できません。コーヒーくらいしか…」とのこと。

「簡単なパンケーキは用意できますか?」と尋ねると「特別にあなたのために用意しましょう」とのことでした。

マラケッシュの夜はこの1夜のみ。

マラケッシュ名物のフナ広場での大道芸鑑賞と展望レストランで食事(宿泊は夕食なし)したかったので、部屋に戻って急いで外出の用意。夜9時過ぎに重い体をひきずって急いでフナ広場に向かう。

露店がならび、人がひしめく路地を進み、10分程度でフナ広場に到着したので、2軒目のリアドの立地はまずまず。

途中の路地で、通行客でぎゅうぎゅうの場所で怪しいモロッコ男性たちが物色ぎみ。自分の近くに寄ってきましたが、ウエストポーチとスマホを肌身離さず抱えていたので、男性の一人が何やら諦めたように去っていきました。

マラケッシュ(フナ広場)のおすすめテラスレストランの穴場を紹介(マイルで世界一周旅行記⑨:モロッコ編⑥)

食事を済ませ、また路地を戻ると11時を回っていました。にぎやかな路地から少し入った暗い路地を進むのですが、リアド直前の角に、中高生らしき地元若者ヤンキー軍団がたむろして座っていました。

自分の姿を見ると、やはり近寄ってきて「道案内するよ?リアド・ラウラまで」と口々に言うのですが、目と鼻の先にリアドがあるのは分かっているので、無視してリアドのドア前まで進んでも、やはり数人が執拗に自分の周りから離れようとしない。

なぜ自分のリアドを知っているのか疑問でした。アジア人が珍しく目立っているのか?

ドアベルを1回鳴らしても返答なし。チップ目当ての若造が少々怖くなって、何度も鳴らすとやっとスタッフ兄やんがドアを開けてくれました。

内部に入り、兄やんに「この辺りは危険ですね」と言うと、「NO」と言って笑ってごまかされました。

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翌日早朝、中庭ホールに行ってみると、隣のテーブルで白人母子がすでに朝食をすませたところでした。

よく見ると、自分と同じコーヒーにパンケーキを食べ終わったようです。

あれ?昨日早朝のパンケーキは無理と言ってなかったっけ?あなたのために特別に用意するって言ってなかったっけ?

自分より早く白人母子は軽食すませてるし…モロッコ人の口のうまさには閉口しました。

ツアーのスタッフがバイクで迎えにくると、スタッフ兄やんが「市税32DHを現金でお支払いください」とのこと。

あれ?Hotels.comの支払い明細を見ると、市税も含んだ料金で事前決済されているような。ほんとに宿泊予約サイトの支払い方法や金額って海外のフロントでは当てにならない。

100DH紙幣しかなかったので渡すと、「細かいお釣りがないので、外に出てまっていてください」といって、外に出ると、そのまま「さようなら」をしそうな気配。

お釣りもらってないよ!と催促すると、兄やんは知り合いの所に行って両替してきました。お釣りの中から少しばかりチップをあげました。

モロッコ人って、悪気がなくごまかそうとするのか、日本人観光客と知ってなめているのか?

リアドの兄やんスタッフは人が好さげな方だったので、真相はどうなんでしょうね。

そして、待望の2泊3日のサハラ砂漠ツアーに出発するのでした(つづく)

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