東欧周遊の空港・航空便レポート:役立つ注意点あり(東欧周遊一人旅②)

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ANAマイルを使った夏休みの東欧周遊一人旅(12泊14日)では、下記のとおり4か国を周遊しました。

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移動の際、各国の航空便や空港を利用したのですが、お国事情を反映し、様々な特徴や注意点に気付きました。

東欧旅行の際にお役立てください。


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ポーランド航空長距離便(羽田~ワルシャワ)


貯まったANAマイルを使ってスターアライアンス各社のエコノミー特典航空券を検索すると、夏休み繁盛期に唯一空きがあったのが「ポーランド航空」でした。
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ザグレブ(クロアチア)行きのワルシャワ経由便ですが、成田発の長距離便はがらがら。日本人に不人気路線なのでしょうか。

空港のチェックインカウンターでスタッフの姉やんが「プレエコとの仕切り壁の最前列が3連シートが空いていますが、変更しますか?」とのこと。

事前にネットで席予約をした際は、案の定最前列は非常時のための予約不可シートだったので、搭乗直前に障がい者や妊婦など配慮を要する搭乗者がいなかったんでしょう。

これはラッキーと変更してもらいました。
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最前列は仕切り壁まで足を伸ばせらくらく。

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一人で独占の空席3連シートの肘掛を上げれば、ゆったりベッド代わりになり、13時間ものエコノミーシートのフライトが随分楽になりました。

チェックインの際、念のため「最前列空いてますか?」と尋ねるのがよいです。

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機内食も想像以上にボリューミー&日本人好みの味付けで満足でした。


ワルシャワ空港(ポーランド)乗継の実際


欧州は「シェンゲン協定」といって、加盟国同士なら空港の出入国審査なしで簡単に国間移動ができる便利な制度があるのです。

ただし、クロアチアは残念ながら加盟していない数少ない国の一つなのです。

制限エリアに到着すると、自分のように乗継エリア(要出国審査)とそうでないルートと別れるのですが、案内表示が大変分かりずらく、乗客の流れのとおり混みあっている右ルートにあいにく進みそうでした。
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係員が大声で案内しているのを聞いて、なんとか左側の乗継ルートに進むことができました。
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ワルシャワ空港はそんなに大きくなく、しかもトイレや店が中央にあり待合や通路がその周囲に回廊のようになっていて、分かりずらいのです。
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しかも、トイレも少なく、案内表示が小さく分かりずらく、回廊をぐるぐる彷徨ってしまいました。
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トイレの頑丈なドアに小さくトイレ表示されているだけなので、一見して何のドアか分かりずらいです(パリのシャルルドゴール空港みたい)。
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待合所での空港アナウンスがひっきりなしにあり(誰か個人名を入れ替わり呼び続けているよう)、こんなうるさい国際空港は初めてでした。しかも、空港の外壁などはがれており手入れが行き届いてないのか・・・。

空港ってその国の顔なので、この旅でポーランドも時間があれば立ち寄ろうかと思ったけど、寄らなくて正解だったかも。

タラップを上がり、ザグレブへのポーランド航空中距離線に乗り換えました。
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ザグレブ空港(クロアチア)の実際


ザグレブ空港は首都とは思えないほどこじんまりしていて閑散としています。国内線の地方空港みたい。
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自分は到着後、空港ロビー内のATMで少額現金(札のみしか出ない)を下ろすのです。そして、市街地までの公共交通機関の料金(要小銭)のため、空港内の雑貨店で水を札で買い、お釣りで小銭をもらうのです(いやな顔されますが)。

同じことをこの空港雑貨店でしようと思いましたが、「NO!」と言われてしまい「隣の両替所に行け」とのこと。
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外貨を両替するわけでないので、仕方なく両替所前をうろうろしていると、「両替してあげる」としぶしぶ両替所の店員が言ってくれました。

無事に空港前から出発する空港バスに乗車(市内のターミナルまで30分程度)。
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プラハ空港(チェコ)の実際


有償自己手配したクロアチア・ドブロブニク空港からのチェコ航空で出国の際、チェックインカウンターで手荷物計量しました。

計量って航空会社によって重量チェックの厳しさが様々でいつも困るんです。

今回も国際基準8kgをオーバー必死だったので超過料金払えとかうるさく言われるの覚悟してましたが、チェコ航空は計量すらせずあっさり発券。このいい加減さがラッキーでした。

プラハ空港まで2時間足らず。シェンゲン協定外の国からの到着はターミナル1でした。
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開放的な雰囲気のきれいな空港でした。空港から市街地までは市営バスで30分程度です。


プラハ滞在を終え、次のチューリッヒ空港まではシェンゲン協定内なので、ターミナル2出発でした。

朝少し早めに出発2時間前に宿からプラハ空港に到着し、無事チェックインと発券をしてベンチでゆっくりしていました。

すると、警察官?軍?らしき装備の輩が突然空港内の警備をし始め、物々しい雰囲気に。

全ての航空会社のチェックインカウンターが一時閉鎖されました。英語の分からない自分は理由は分かりませんでしたが要人の利用かテロの影響かな?

早めにチェックインしといてよかった~。

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有償自己手配したスイス航空便のチェックインカウンターで手荷物計量の際、チェコ航空とは違いとても厳格で「8kgの制限のところ9.6kgで機内に持ち込めません」とのこと。

ただし、預け入れ荷物扱いにすれば無料とのことでLCCのように超過料金払わずに済みました。ただし、バゲージクレームで自分の小さなスーツケースがターンテーブルで出てくるのを待つ時間が無駄でしたが・・。

シェンゲン協定により、プラハ空港出国の際はゲートで搭乗券のQRをぴっとかざすだけ、簡単な保安検査だけで楽でした。
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やっと機内に乗り込めたとおもいきや、機内奥の方の自分の予約番号席に白人の熟年夫婦が既に座っていて「ここに夫婦で座りたいから、自分の前の席に移動しろ」と自分勝手な横柄な態度。

英語ができたら反論するけど、ぐっと我慢して前に座ることに・・・。以前のトルコ旅行の際と同じ。白人って本当に自分勝手です。


チューリッヒ空港(スイス)の実際


シェンゲン協定により面倒な入国審査はなくバゲージクレームのみで一般エリアに出られました。
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到着ロビーにはATMが数台しかなく両替所が見当たらない。

チューリッヒ空港は複雑かつ面白い構造で、ショップ・飲食エリアと空港機能が複合的に居合わせていて、各フロアの機能が分かりずらいです。
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スイスはスーパー「CORP」がいたるところにあります。空港内にも。
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仕方なくB1階に下がり、国鉄券売機、航空会社チェックインカウンターが混在するエリアを彷徨っていると、チェックインカウンター3の近くに両替所が1箇所だけありました。
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国鉄切符用の小銭のため3千円をスイスフランに両替できました。

国鉄で10分で市内の中央駅に到着できます。日本と違い近くて便利ですね。


ミュンヘン空港(ドイツ)乗継の実際


帰路はマイルで発券した特典航空券の利用です。

チューリッヒ空港(スイス航空)⇒ミュンヘン空港経由(ANA)⇒羽田でした。

前日にスイス航空から、チューリッヒ⇒ミュンヘンの電子QR搭乗券がメールで送られてきたきりで、ANA便はどこで発券されるんだろうと心配でした。

結局、スイス航空のチェックインカウンターでANA便も合わせて2枚の搭乗券が発券されました。他社便でも乗継前のカウンターでまとめて発券されるんですね。

恐る恐る計量するとやはり9.7kg。スタッフは「手荷物扱いになるかはここでは分からない。搭乗ゲートのスタッフ次第ね。試すのはあなた次第ね」と、あいまいな返事しかもらえず。

チェックインカウンターって手荷物扱いになるかの決定もするところじゃないの?こんな曖昧な対応初めてでした・・・。

ダメ元で搭乗ゲートを通りましたが、案の定搭乗券を見せるだけで計量なし。当たり前ですよね~、チェックインカウンタースタッフの対応がいまだに不明です。

シェンゲン協定協定により出国審査なしで保安検査のみでした。


ミュンヘン空港に到着したのはターミナル1。掲示板を見るとANA便は「ターミナル2 H44ゲート、所要時間21分」。
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げっつ、H44は空港の隅っこやん。しかも、ターミナル間の移動、出国審査で本当に21分で間に合うの?って頭真っ白に。

ミュンヘン空港着20:25、発21:25で、乗り換え時間が1時間しかなく、出発搭乗ゲートは国際便の場合、30分前には閉まってしまう・・・。ぎりぎり間に合うか。こんなに乗継にかかることは想定外でした。ミュンヘン空港乗継の際は要注意です!

タラップ通過すると保安検査はなく、他の搭乗ゲートフロアに直結してました(シェンゲン協定のため)。

ターミナル間はスカイトレインで移動です。5分間隔でくるので安心。

長いエスカレーターを上がると、長ーく先の見えない移動通路がまっていました。がーん😨
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やっとのことで入国審査にたどり着いたのは、15分も経過してました。

しかーし、入国審査は大行列!!絶望していると空いているレーンを発見。「easy pass」と表示があり、日本も対象とのこと。ラッキー!一般レーン「all passport」で待ってたら完全にアウトでした。

一般レーンのテープの外にいた係に兄やんにパスポートを見せると、easy passレーンの機械タッチ(パスポートスキャン)をやってくれ、あっという間に制限エリアへ。

さらにずっと先にH44ゲートを目指します。やっと到着、遠かった~。到着から25分もかかってしまいました
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搭乗ゲートでは最後の搭乗者案内をしているところでした。ぎりぎりセーフです。日本人客を見てほっとしました。
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ANA長距離便(ミュンヘン~羽田)


ANA便は結構満席でした。3連シートの通路側を自分は予約していたのですが、隣は白人熟年夫婦が座っており往路のポーランド航空のように3連空席で横たわるなんてできないと、ちょっぴり残念に思ってました。

すると、後ろの3連シートが搭乗締め切り後でも空席のまま。CAにお願いして後ろにしてもらいました!!

こういう時、英語ができない自分は、日本語が通じるって嬉しいんですよね。

3連の肘掛を上げ、ベッド代わりに12.5時間ものエコノミーフライトを乗り切りました(他の日本人乗客の目が怖かった・・・)
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日本の航空会社って機内食おいしいですね。お稲荷さん、枝豆、てんぷらがおちつく~。
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マツコの番組を見て暇つぶし~。やっと日本だっという安堵感。
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まとめ


周遊で各国の航空機、空港を利用した実際から、様々な違いや留意点をお分かりいただけたと思います。

出たとこ勝負って感もありますが、事前に知っておくと安心ですよね。

■搭乗の際のチェックインカウンターで、仕切り壁最前列シートに空きがあるか要確認

■欧州内の空港ではシェンゲン協定加盟国か要確認(出入国審査の有無、保安検査簡素化)

■チェックインカウンターの手荷物計量は要注意

■乗継の場合、ターミナル間移動や搭乗ゲートの場所などを踏まえ、乗継時間内で間に合うか事前に確認を


【前頁】ANAマイルで行ける【東ヨーロッパ周遊】航空券無料の計画のコツ教えます(東欧周遊一人旅①)

【次頁】ザグレブ空港から市内までの行き方【空港バス・トラム】(クロアチア①・東欧周遊一人旅③)


 この記事は「欧州エリア・エコノミー往復6万マイル」の特典航空券を使った「東ヨーロッパ周遊一人旅(12泊14日(+機内泊1泊)」のレポートです。
 2019年(令和元年)7月24日(水)~8月6日(火)まで、人生初の東欧諸国等4か国(クロアチア~モンテネグロ~チェコ~スイス)を満喫しました!



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