2020年3月28(土)~29(日)1泊で行ってきました「福島・飯坂温泉」。
まだこの時点では外出自粛要請が出される前で、皆が自主的に外出を控えだし始めた時です。まだぎりぎり旅行ができた時期。
観光地が悲鳴を上げ始めた時で、旅行ブロガーとしてはぜひ経済に貢献したく一人旅しました(知り合いからは白い目で見られましたが・・・)
緊急事態宣言が出された今はステイホームですので、家にひきこもっていますよ(汗)。
そんなわけで、この1泊レポートを通じて観光地がどうコロナの影響を被っているかも含めお伝えします。
3月中旬に同じくコロナ不況に貢献しようと1泊した様子はこちら。

目次
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福島・飯坂温泉1泊旅の概要
なぜ福島かというと、たった1泊、しかも感染リスクを考え遠距離長時間の移動は控えたく、都民の自分は関東近辺の温泉地で格安な場所はないかリサーチしたのです。
長野も迷いましたが、福島は行ったことないし復興支援も兼ねられるかとさらに調べると、福島駅からローカル線20分たらずでいい雰囲気の温泉郷(飯坂温泉)の存在を始めて知り決めました。

何でも飯坂温泉と言えば、宮城県の鳴子温泉・秋保温泉と並ぶ奥州三名湯に数えられるそうで、知らなんだ~。
【福島・飯坂温泉1泊旅の概要】
■JR高速バス≪往復10,200円≫
王子10:14発⇒福島駅東口14:51分
■福島交通飯坂線≪往復740円≫
福島⇒飯坂駅(11駅:23分)
■飯坂温泉散策
・旧堀切邸≪無料≫
・共同温泉「鯖湖湯」≪200円≫
■伊藤園ホテル飯坂叶や
・(じゃらん)日にち限定ショートステイ格安プラン≪7,630円:じゃらんポイント使用≫
・イン18時~アウト9時(夕朝食付き)
■飯坂温泉散策
・共同温泉「波来湯」≪300円≫
・ランチ「円盤餃子+ラーメン(照井)」≪1,500円≫
■JR高速バス
福島駅東口14時発⇒池袋駅東口19時
※旅行費用合計:20,570円
割り勘できずいつも割高な「一人旅」で温泉地1泊で2万円とはお得感あるでしょ。
今回の記事は旅行記パート①として高速バスと飯坂温泉の観光スポットについて説明します。
次記事パート②では共同温泉めぐりとホテルの様子です。
JR高速バスでいざ福島へ
自分は陸マイラーということもあり、国内遠出は飛行機、もしくは新幹線で、高速バスってほとんど使わないんです。
でも、2週間前に那須温泉1泊してるしなるべく経費を抑えたかったし、しかも福島までJRバス「あぶくま号」が出てるではありませんか。
新幹線だと東京~福島往復で17,160円(1.5時間)のところ、JRバスだと王子~福島往復で10,200円(5時間弱)です。
つまり、料金はバスの方が7千円安く、時間は約3倍かかる計算です。どっちのメリットをとるかですね。
あぶくま号の発着は新宿バスタで、途中高速路肩の二本松バス停や郡山駅前など数か所で停車、サービスエリア2か所で15分ずつの法定休憩(羽生、那須)です。
不思議なのが、往路は都内の停車は新宿の次が王子しかないのに対し、復路は池袋駅でも同料金で下車できるのが「なぜ?」って感じ。
王子駅前で乗車ポイントが分かりずらく、駅前バスロータリーのどこかかとうろうろしていたら見当たらず、警備員に聞いたら大通りずっと先の路肩に目立たずバス停がありました。危うく乗り遅れるとこでした(汗)。
この時期に一番心配なのが、やはり車内の三密感染リスク。
でも実際は往路は車内がらがら10人もおらず、晴れだったので窓開けられたんでリスク回避。
一方、復路はなぜか中途半端に混んでいて、二人掛けシートに必ず1名いる感じ(隣に座られなくてほっとした)で雪が降ってたんで窓開けられず・・・正直ちょっぴり心配でした。
ま、格安と引き換えに感染リスク承知で皆乗車してるんだし(若い人が多かったです)。

他社ではトイレがないバスがありますが、JRバスは完備なので、頻尿の自分にはほんと安心です。
しかも綺麗。海外の長距離バスは目を疑いたくなるほどの不潔さですから。
座席のコンセントも完備。窓際は壁に、通路側は肘掛に。新幹線みたいに壁にしかなく早いもの勝ちじゃないのがよい。
復路の福島駅東口発のJRバス乗り場はロータリーにあって分かりやすい。乗車時は印刷した乗車券かスマホ画面を運転手に見せます。
東北自動車道を利用の際皆が必ず立ち寄る、巨大な羽生パーキングも見たことないくらいにがーらがら。小江戸の雰囲気が少々淋しい。
福島駅からローカルな飯坂線に乗車
しなびた地方の観光地&温泉地の旅行で欠かせないのが「ローカル線」です。テレ東旅番組気分で♪。
飯坂温泉へは「福島鉄道飯坂線」が出ていて、11駅区間をコトコト2両足らずで走ります(23分)。
連結部分に温泉暖簾が。
乗務員室にも温泉暖簾と窓枠に温泉岩の縁取りが。センスいいですね。一気にテンションあげあげ。
改札もタッチ機械ではなく、いまだに有人改札。国鉄時代みたい。30分に1本くらい出ています。
あっという間に飯坂駅に到着。県庁所在地からたった20分でいい雰囲気の温泉郷とは便利で嬉しい立地です。
駅構内には、なんと無料のレンタサイクルが。4月上旬なら花ももの里の満開桃源郷を見にサイクリングに行けたのに~。
飯坂温泉ぶらり散歩
駅前には観光案内所があり、地図やパンフなどをもとに親切に教えてくれました。
【飯坂温泉・遊歩マップ】
【飯坂温泉・湯めぐりマップ】
海外旅行の際はスマホのGooglemapが必需品ですが、国内旅行はgooglemapは見ずらい。やっぱり紙の見開きの観光地図が最適。
街の様子
ホテルのチェックイン18時まで時間があるので、2~3時間小ぢんまりした温泉郷を散歩しました。街は広くなく30分もあれば一周できます。
飯坂温泉は松尾芭蕉が立ち寄った温泉として有名です。旅行マニアの自分、その地に1歩踏み入れただけで雰囲気つかめるんですよね。
飯坂温泉はバブル崩壊で大打撃受けたみたいですが、通りも建物もリニューアルし手入れが行き届いていて静かで風情があり、すぐにいい温泉地に来たと直感しました。
松尾芭蕉にちなんだ石段や坂が多いのも趣があります。
旧堀切御邸の足湯はおすすめ!
共同温泉の他に一番の観光スポットは、江戸時代から続いた豪農・豪商の旧家「旧堀切御邸」です。入場無料なのが嬉しい。
なんでも洪水の際に私財をなげうって村を救ったんだとか。
母屋の見学ができます。誰もおらず静かな中で、まさに気分はJRのCMの吉永小百合(笑)。
中央の襖の向こうの部屋からウクレレ演奏と共に女性の美しい歌声が。中孝介の「花」を謳ってました。ただし、公開ライブではなく地元の人が練習してたみたいです(中の様子は見られませんでした)。心地よいBGMでした。
誰もいないお座敷に正座し、しばらく400年の歴史に思いをはせる。
母屋の庭園の向かいに誰もが立ち寄れる無料の「足湯」が。流れに沿って椅子があり、こんな広い足湯はめったにありません。しかも綺麗。
敷地内に売店兼観光センターがあり、無料で足ふきタオルを貸してくれます。他ではありそでない嬉しいサービス。
ぽつんと一人で足湯に浸かり、誰もいない庭園を愛でる幸せ。
翌日もまた来てしまった。雪化粧の庭園もおつ。
超人気グルメ「円盤餃子(照井)」
観光案内所で聞いて、飯坂名物が「円盤餃子」だと初めて知りました。
観光マップにはたくさんの餃子店の記載がありますが、全国的に有名な「ぎょうざの照井本店」がおすすめとのこと。平日は夜営業のみだが、土日はランチもやってるかもとのこと。
1日目夜に通りかかったら田舎なのに行列ができてました。
2日目(日)のランチをお目当てに雪の中てくてくと。旧堀切邸と駅の中間地点でした。
店前の赤ちょうちんと足湯もどきの湯が目印
11時半に入店すると一番乗り。
有名人のサインだらけ。安倍首相の来店写真もありました。
メニュー表。円盤餃子1皿22個も入って1,250円。
ラーメンも食べたかったので半皿11個630円にしときました。
半皿でもすごい存在感!外の皮は焼き、というか揚げ餃子に近くかりっかりで新触感。中の具は変な手が加えておらず素材が生きた味で癖になりそう。何個でもいけちゃう味に人気が納得。
飯坂名物の飯坂ラーメン730円。しょうゆ味でさっぱり。
小さな地方の温泉地って外食はあまり期待できないのですが、全国的に有名人気店で偶然舌鼓できてラッキーでした。
まとめ
旅行の際の公共交通機関での感染リスクが懸念されていますが、観光地へ向かう新幹線や長距離バスはがらがらなので、案外リスクは低いかもしれません。
かえって大都市圏の通勤電車や都市バスは中途半端に混んでいるので、そちらの方がリスクは高いですよね。
観光地もがらがら、宿もがらがら、旅行代金もこの時期割安、いいことずくめなようですが、今は在宅の低リスクに比べると覚悟が必要かもしれません。
感染の収束が見えたら、観光業も少しずつ復活するように我々も貢献できるのばベター。
関東在住の方は案外近い「福島」、しかも福島駅からすぐの風情のある「飯坂温泉」はおすすめです。
【飯坂温泉パート②(次頁)】

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【コロナ関連のマイル・旅行記事はこちら】



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