ベトナム周遊旅の3か所目の訪問地は、中部の古都「フエ」でした。
中部はダナン~ホイアン~フエと近いエリアに観光都市が集中しているのでセットで周るといいですよ。
賑わっているハノイやホーチミン観光もよいですが、ゆっくり時が流れベトナムの歴史を感じられるフエ観光は外せないです。
観光の目的は人それぞれですが、一人旅の自分は風光明媚な静かな場所で、歴史や自然を感じながらゆっくりできる場所を訪れるのが好きで、今回ご紹介するフエ観光のハイライト「グエン朝王宮」はぴったりの場所でした。
今回は、広大な敷地のグエン朝王宮の観光コースをご紹介します。
この記事(ベトナムおっさん一人旅紀行)は、2019年の天皇即位のおかげで今後ないであろう暦の上の10連休を活用して、4月28(月)~5月3日(金)5泊6日(この後にタイに6日(月)まで)の初ベトナム旅行のレポートです。
近い東南アジアで貯めたマイルを使うのはマイル価値が低いので、今回は格安LCC(ベトジェットエアー)の有償航空券で旅しました。
スポンサーリンク
ベトナム周遊の概要とフエ観光の位置づけ
今回のベトナム周遊旅でのフエ観光の行程・位置づけは次のとおり。
【ベトナム5泊6日の行程(4都市宿泊)】
【1日目4/28(日)】直行便でハノイへ夕方着・夜街歩き
【2日目4/29(月)】昼に国内線でダナンへ・午後夜街歩き
【3日目4/30(火)】ダナン周辺へ日帰りツアー(現地オプショナルツアー等を利用)
・ダナン観光(五行山等)・ホイアン観光
【4日目5/1(水)】ダナン昼発・ベトナム鉄道でフエへ・午後から夜は街歩き
・フオン川沿い散策~グエン朝王宮観光
・グルメ巡り(ブンボー・フエ人気店~宮廷料理)
【5日目5/2(木)】フエ昼発・国内線でホーチミンへ・午後夜街歩き
・フエ午前中に現地オプショナルツアーで「3大帝廟ツアー」)
【6日目5/3(金)】ホーチミンから隣国タイ(チェンマイ)へ飛行機で
※タイ・チェンマイで2泊3日後、5/5に出発し5/6(連休最終日)の朝に帰国しました(機内泊)。
上記行程の赤字部分が今回ご紹介する「世界遺産フエ【グエン朝王宮】周辺観光」です。
グエン朝王朝王宮の概要と王宮城壁内の観光コースマップ
【グエン朝王宮の概要】
1802~1945年の約140年間ベトナムを治めた最後の王朝「グエン朝」の王宮がここです。四方の城壁に囲まれる敷地はなんと約38万㎡、東西約600mとスケールが大きい。
かつては100以上の建物があったがベトナム戦争で多くの建物は壊されてしまったそうな。
王宮周辺は広くなく複雑でもないので、高額なガイドツアーを頼むよりGooglemapを頼りに自分の徒歩で周る方がよいですよ。
フエの街は東西に伸びるフオン川を挟んで、王宮のある北側の旧市街とホテルや繁華街が集まる南側の新市街に分かれます。
まずは、新市街のホテルを徒歩で出発してフオン川沿いの遊歩道やフリーマーケット広場を楽しむのがよいでしょう。
川を渡るための橋が二つ架かっていますが、東側の有名な「チャンティエン橋」を渡って旧市街へ行きます。
渡ったら大通り沿いに西へ少し戻ると王宮の入り口(午門)です。
四方の城壁にはそれぞれ外とつながる門が計4か所ありますが、入場できるのは南の「午門」のみ、退場できるのは東の「ヒェンニョン門」のみです。入口出口が違うので広大な敷地を回る際には気を付けてください。
午門入り口にはチケット売り場があります。開場時間は7~17時30分、入場料は15万ドン(750円)、物価の安いベトナムにしてはまずまずしますね。
厳しい服装制限があると聞いていたのですが、実際はノースリーブでなければOK、ひざ下まである短パンならOKでした。
城壁内の人気観光ルートは左回りコース(黄緑色矢印)です。ゆっくり回って2~3時間くらいはかかります。
グエン朝王宮観光の実際
私のブログ記事ベトナムシリーズで、5か所周遊の中でこの「フエ」を第一位に選ばせてもらいました!
世界遺産に指定され、世界から観光客が集まり始めている注目スポットですが、ローカルムード一色でゆったりした空気感、すれていない人懐っこい地元民、歴史を感じる建物群(帝廟)、どれをとっても古き良きベトナムを知るよい場所ですよ~。
序章:フオン川沿い散策
ダナンから鉄道で3時間でお昼にフエ到着。ホテルから13時過ぎには散策に出かけました。
フオン川は大きく、川風が心地よいです。時間があったらドラゴンボート乗りたいな。
川沿いにフリーマーケット広場があったり、手すりにはベトナムの日傘帽子「ノンラー」のオブジェが至る所に飾られていて、異国情緒たっぷりです。
大きなチャンティエン橋を渡ります。
旧市街川沿いを並走する大通りを西に戻ると王宮入り口がすぐ。沿道には観光客向けのシクロ(人力車)も多く留まっています。
①王宮入り口「午門」
まさに王宮のシンボル「午門」はビッグスケールな建物。門の前はフラッグ広場がありカイトを飛ばす子供連れ多数。
外国人観光客の入場は片側の入り口から。もう一つの入り口はがらがら。ここは出口ではないので戻らないでね。
入場した午門を振り返った景色。城壁のお堀の蓮の葉が立派だこと。
午門前の石畳をまっすぐ北上します。
②太和殿
祭事を執り行った場所で、王座がある館内は撮影禁止です。重要な建物の割には地味な建物です。
建物に向かって左右の石碑は、武官と文官が並んだ場所だそうです。
ベトナム人ガイドに率いられた日本人軍団にしら~っと入って日本語ガイドを聞いてましたが、日本語が上手でないガイドで難しい用語を丸暗記してテープのように繰り返すばかりで質問にも答えられてませんでした。ガイドツアーに入らなくて正解です。
③右廡(回廊)
武官文官の詰め所だった場所で、ずっと続く赤い回廊が情緒がありよかったです。
回廊の所々に中庭が眺められるベンチが設定されていて、ぼーっと歴史に思いを馳せながら眺める至福の時でした。
敷地が広大な上に観光客もまばらで、静かな時を満喫できました。
④欽文殿周辺
回廊を抜け右に進むと、ベトナム戦争後も残存する崩れそうな城壁の小さな門や、蓮の池など、迷路のように入り組んで面白いです。
ちょっと中国っぽい感じも
⑤世祖廟周辺
反対側の左廡を南下して戻ると、シックな昔ながらのお屋敷群が現れます。無料で上がれる建物もありますよ。
時間は閉館30分前の17時近くになり、黄昏に色づき観光客がさらに減り、王宮は自分が独り占め~っ的な感じ。この時間お薦めです。
その建物群の中で一番荘厳な「世祖廟」は、歴代の皇帝を祭っている場所です。
靴を脱いで上がれます(館内撮影禁止)。
グエン朝に貢献した10人の位牌が肖像写真とともに並んでいます。中には幼児の皇帝写真もあり、策略にはまり他界したのかな~なんて淋しく思ったり・・・。
すると突然周辺ががやがや・・・閉館近くになっても韓国おじいおばあ軍団が訪問。王宮の韓国ツアーってなぜか夕方に多いようです。
昔ながらの小さな門、この城壁をどんな人がくぐって住んでいたのでしょう。
もうすぐ閉園なので、急いで東の城壁にある出口「ヒェンニョン門」に向かいます。思ったより徒歩で遠いので要注意です。
韓国おばちゃんたちは、有料の運転手付きカートに乗ってすいーすい。
出口を出ると、大通りの角にベトナム有名チェーン「ハイランズ・コーヒー」があり、暑くて喉からからからだったのでがんがんのエアコンと共に喉を潤しました。ボリューミーなのに150円なり~。
しばらく休憩したら、Grabバイクを呼び、宮廷料理レストランに向かいました。
【前頁】【ベトナム統一鉄道】を使ってダナンからフエへの行き方・予約方法もご紹介・ベトナム人客に交じって旅情が味わえます(ベトナム一人旅紀行⑭)
【次頁】世界遺産フエ【グルメ】宮廷料理とバンボーフエの名店をご紹介(ベトナム一人旅紀行⑯)
【ベトナム一人旅記事はこちら】
ベトナム旅行の目的地選びを迷っている方へ・おすすめのベトナム主要観光地トップ5はここだ!旅ルート作りも大公開(ベトナム一人旅紀行①)
【総額いくら?】ベトナム一人旅(5泊6日)にかかった全費用を公開します!経費節約のコツも伝授(ベトナム一人旅紀行②)
東南アジア・配車アプリ【Grab】使いこなす裏ワザや留意点を紹介【①設定編】(ベトナム一人旅紀行③)
ベトナム格安LCC【ベトジェットエアー】搭乗して分かった注意点とは・賢く使って安く旅しよう】(ベトナム一人旅紀行⑦)
ハノイお薦めホテル【エッセンス・ハノイ・ホテルズ&スパ】手ごろな料金・おしゃれ・立地最高(ベトナム一人旅紀行⑧)
ハノイ散策コース①【夜編:旧市街】・ホアンキエム湖など初心者向け観光スポット6選を紹介(ベトナム一人旅紀行⑨)
ハノイ散策コース②【昼編】・ホーチミン廟など初心者向け観光スポット5選を紹介(ベトナム一人旅紀行⑩)
ダナンお薦めホテル【Tabino Hotel】手ごろな料金なのに驚異の無料サービス多数でコスパ最高(ベトナム一人旅紀行⑪)
ダナン観光を半日で周れる現地ツアーレポート【五行山、ハン市場、大聖堂、ミーケビーチ】(ベトナム一人旅紀行⑫)
世界遺産【ホイアン】をたった3時間で効率よく回る観光ルートをご紹介・ランタンに輝く魅惑の立ち寄りスポットも(ベトナム一人旅紀行⑬)
スポンサーリンク
他の陸マイラー&一人旅人ブログはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村
マイレージ ブログランキングへ
この記事へのコメント