
この夏に実現した念願の特典航空券での世界一周旅行。ただし、夢を叶えるっていったって、漠然とした世界一周というイメージを具体化していくって結構大変な作業でした。
まずは、どこの国を回りたいか、どんなルートにしたいか考えが甘かった自分に気づきました。
そして、何となく欲張って短期間の5か国も旅程に入れたので、希望する条件の特典航空券の予約・発券が課題でした。
そんな今回自分が試行錯誤した「発券までの準備」について、ざっくりした説明とともにチェックリスト化してみました。
世界一周に限らず、周遊旅行など複雑化する旅程は、綿密な計画性が必要だと痛感しています。ご参考にしていただければ幸いです。
目次(チェックリスト)
1.自分が可能な旅行条件を把握する2.旅行の目的を考える(行きたい国、やりたいこと)
3.「staralliance map」「book&flyツール」を使って実際のルートを作成する
4.ANAマイレージクラブ公式サイトから特典航空券の空席状況を確認する
5.ANAマイレージサービスセンターに電話して予約・発券を完了させる
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1.自分が可能な旅行条件を把握する
今回の世界一周旅行で自分がどんな条件で旅行ができるかまず把握します。
それによって、ルート、予約がとりやすいかなどが左右します。
【今回の自分の旅行条件】
①【人数】一人旅である
②【旅行時期】お盆休み(ハイシーズン)をはずして7月下旬~8月上旬
③【使える休み】3週間程度(夏季休暇や年休がどれくらい使え、仕事に支障がでないか)
④【特典航空券の予約・発券】2か月前には済ませたい(5月)⇒夏休みの仕事のスケジュールが確定次第
⑤【英語能力】中学生程度
⑥【旅行内容のプランニング】ホテル予約サイト、現地オプションツアーサイト等をつかい、自力で手配する個人旅行
⑦【貯まったANAマイル】13万マイル
⑧【座席クラス】全てビジネスクラスにしたい
条件①~④によって、やや特典航空券の空席があり予約がとりやすい状況にしました。特に「一人旅」というのが、実際予約時に空席が多くあり取りやすかったです。

2018.7/22~8/7までの電話予約を、まず5/11に行いました(出発開始日の約2.5か月前)。この時は結構空席があったのですが、その後、旅程の一部を変更するため6/5(約1.5か月前)に電話した時は空席わずかとなっていました。
このことから、予約は2か月前までに行うことをお勧めします(仕事の予定が確定次第ということになってしまいますが…)
⑦のマイルですが、世界一周である程度自由にルートを決めるためには、必要マイル数が12.5マイル(飛行距離22,000マイル)区分に達しないと実際難しかったです。
ぜひ、自分が組みたいルートの必要マイルを貯めておきましょう。


⑧の座席クラスですが、人生初のビジネスクラスでしかも全ての便で奇跡的に取れました。世界一周の人気路線区間ではエコノミーしか空席がないというブログをよく見ましたのでラッキーでした。
疲弊する弾丸旅程の中で、シートがフルに倒せてリラックスして就寝できるというのは、長距離路線ばかりが続く世界一周では本当に助かりました。しかも、エコノミーとの差はたった5万マイル程度ですから…
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2.旅行の目的を考える(行きたい国、やりたいこと)
「世界一周したい!」という思いが先行して、「じゃ、どこの国を訪問するルートがいいの?」と問われると、最初はすぐに答えられませんよね。
改まって考えた時、自分は「欧米など先進国ばかりでなく、新興国にも行きたい」「ラクダにのって果てしなく続くサハラ砂漠を旅したい」という思いがわいてきました。
昨年のトルコ旅行がハプニング続出で想像以上にエキサイティングで忘れられないよい旅になったので、カオス満載の新興国は外せないと思ったからです。欧米の旅行だけだと、なんとなくそつなくいくんじゃないかと大方想像できますよね。

そこで白羽の矢を立てたのが北アフリカにある「モロッコ」。アフリカ・アラブ・欧州文化が混在するエキゾティックな国なので、前から行ってみたいと思ってた国。
もう頭の中には、久保田早紀の「♪異邦人」がぐーるぐる。

人それぞれ何でもよいと思うんですよ。「ドイツで本場のビールが飲みたい」とか「夏に行われるこの国のこの有名な行事を見たい」とか。
あとは、3週間程度の旅程になりそうなので、何か国ぐらい回れるか概算します。
1か国につき、3泊4日程度(中日2日を観光日にあてたいので)とすると、5か国程度かなと。
そして、大まかなルートをANAの「世界一周特典利用条件」を踏まえて練っていきます(西回りか東回りか、太平洋大西洋を横断できるか)。


自分の場合、時差を考えて西回りルートにしました。
そして、残り4か国をどこにするか考える時、スターアライアンス各社の直行便でつながりやすい空港がどこか把握する必要があります。つまり、「スターアライアンスの拠点(ハブ)空港はどこか」ということです。直行便がなく乗継便ばかりでは時間もかかるし疲弊しますよ。
例えば、ドイツであれば「フランクフルト空港」、タイなら「スワンナプーム空港(バンコク)」など。
次のサイトに詳しく紹介されています。

その結果、こんな訪問国とルートをざっくりたてました。
東京~中東のあたりのハブ空港(①イスタンブールかドバイあたり)~②カサブランカ(モロッコ)~③リスボン(北アフリカから欧州の玄関なのでアクセスしやすい)~④フランクフルト(欧州のスタアラきってのハブ空港で移動に便利)~大西洋~⑤ニューヨーク(ブロードウェイミュージカルを見て世界の中心を感じたい)~太平洋~東京
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3.「staralliance map」「book&flyツール」を使って実際のルートを作成する(途中降機地の設定とマイル積算)
上記のざっくりたてた世界一周ルートが果たして実現可能なのか、スターアライアンス公式サイトの中の2つの機能を使って検証していきます。2つとも、世界地図が表示されながらの作業なので見て分かりやすいです。

スタアラ公式サイト⇒その他のツール⇒路線図

例えば、今回エジプト航空を使ってみたいなと思ったら、エジプト航空の「運行都市」を検索

エジプト航空は20都市への運行があり、ハブ空港のカイロは東京との直行便があるんですね。候補のドバイやカサブランカ(モロッコ)へはカイロを乗り継いて行けそうということが分かり、ドバイ~カイロ乗継~カサブランカはエジプト航空を使うことにしました。

東京~ドバイまで、スタアラ全ての航空会社でどんな「路線」があるか検索(乗継やコードシェア便にもチェックを入れます)

たった6路線(全て乗継便)しかないことが分かり、タイ航空のビジネスクラスの評価が高く乗ってみたいので、タイ航空で東京~バンコク乗り換え~ドバイにしました。

スタアラ公式サイト⇒その他のツール⇒世界一周
staralliance mapで目星をつけた途中降機地(空港)を入力し、世界一周ルートを完成させます。(乗継地は入力しない)

その結果、旅程のステータス欄に21,819マイル数(距離)かかるとの表示があるので、自分が希望する22,000区間マイル基準(12.5必要マイル)は大丈夫そうだなということになりました。

ただし、この2つの機能は、スタアラ公式サイトの参考機能であり、世界一周ルートを作成するのに必ず取り組まなければならないというものではありません。でも、とても便利なので使ってみてください。
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4.ANAマイレージクラブ公式サイトから特典航空券の空席状況を確認する
スターアライアンス世界一周特典航空券は、オンラインWEB予約はできず、ANAマイレージサービスセンターに電話して予約することとなっています。
ただし、実際にサービスセンターに電話してみて初めて、想定していた区間が満席でルート変更せざるを得ない状況は避けたいです。
そのためには、参考としてANAマイレージクラブ公式サイトから特典航空券の空席状況を確認して、すべてのルート区間が予約できそうか、無理だったら他の代替えルートを考えておく必要があります。



ちなみに、世界一周専用の特典航空券枠はなく、通常の往復特典航空券の座席枠を利用するようです。


自分の利用可能期間の日付を記入したカレンダー式のメモ用紙を作り、WEBの空席状況や発着日時・便名の検索結果を全て書き込んでおくと、サービスセンターとの電話やりとりの際に、一括して旅行全旅程を把握しながら自分から代替え便の提案ができるので、時間のロスが少なく電話予約完了につながります。

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5.ANAマイレージサービスセンターに電話して予約・発券を完了させる
いよいよ世界一周特典航空券の予約・発券です。手数料が2,160円かかります。
提案する区間の空席状況をオペレーターに確認しながらルートを完成させます。
世界一周は全ての区間の予約ができないと完了しません。とりあえず一部の区間だけ今予約するということができないのです。

予約と同時にすぐ発券もできますし、数日後に発券することもできます。
ただし、予約は他の人が予約できないように保留にしておくことなので、予約から最大72時間後(3日後)には発券することとなっています。

こうして長い道のりの先に、ようやく発券できた自分の世界一周旅程は次のとおりです。

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まとめ
いかがでしたか?
世界一周特典航空券を発券(ルート完成)させるまでにたくさんの行程がありますが、このプランニングが大好きという人がいますよね。
自分は大の苦手です(汗)
ただし、今回試行錯誤してたどり着いた確定ルートが希望通りになったときには、「やったー!!」という思いでした。

ぜひ今回ご説明したチェックリストを活用していただき、計画的に発券してくださいね。








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