
モロッコ旅行第7弾
限られた日数で、「サハラ砂漠を旅するツアー」を中心に、効率よく広いモロッコ国内を周遊する個人手配のプランをご提案します。特に一人旅の方必見です。
見どころ満載で、どこも外せない、でも、滞在日数が限られている…とお悩みのあなた。
しかも、広大なモロッコは、公共交通手段が不便で、乗り換えもままならないので、車移動の「現地オプションツアー」も視野に入れましょう。
今回、自分も有給休暇を消化しての、夏休みの限られた日数=17泊18日の「マイルを使って運賃タダの『世界一周・弾丸5か国一人旅』」でした。
なので、どの国も3泊4日程度の弾丸滞在しかできない状況。モロッコ滞在のフライトも同じく組んだのですが…。
フライト予約完了後、サハラ砂漠旅行を含めた周遊行程を各サイトであれやこれやと調べてみると…。最低5泊6日ないと足りないことが判明!
やっとのことでANAコールセンターとのやりとりで組んだ行程を、モロッコ滞在を2日延長するために、前後各1日間変更せざるを得ませんでした。

今回のモロッコ(サハラ砂漠ツアー含む)周遊旅の日数は『5泊6日』という最低日数を基準にし、外せない観光地も含めた「欲張りな旅行プランの組み方」「良心的な現地ツアーの選び方」をご提案します。
目次
1.モロッコ周遊旅行のルートを決める2.移動手段と料金・所要時間を考える
☑2-1.カサブランカ空港⇒マラケッシュ、フェズ⇒カサブランカ空港
☑2-2.マラケッシュ⇒メルズーガ、メルズーガ⇒フェズ
3.「5泊6日周遊旅の3つのプラン」まとめ
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1.モロッコ周遊旅行のルートを決める
日本人向けの旅行代理店の長期周遊ツアーはありますが、7~10日と日数が長く割高なのでパス。
料金はというと、今回ご提案する観光プラン内容と同様で、15万~30万円程度と割高な料金が日本人向けの旅行代理店の相場のようです。もっとも、航空券、宿やツアーの手配や代金等が含まれているようで楽ですね。
個人手配の自分の場合、マイルで航空券代はタダ(燃油代や空港諸税はかかる)、その他の経費(宿、ツアー、食事、交通費等)で5泊6日で約5万円でした。夏休みトップシーズンだったことと、自己手配の労力を考えて、高いとみるか安いとみるか…もっとも、自己手配の醍醐味ってあると思います。
それでは、5泊6日という短期間でどんな行程を組むか、交通機関や宿泊地を考えながら、具体的にご提案します。
どんなルートでどの地域を回るのが効果的か
モロッコには、数々の人気観光地が次の地図のように点在しています。

フェズのさらに北部にある、街全体が青い壁で幻想的な「シャウエン」と、西部ののどかな田舎港町「エッサウィラ」も人気ですが、日程がとれないので、この2つの町以外の全てを欲張りに回る、「左回り周遊ルート」を組むことにしました。

都市から都市への移動は1日がかりになるため、ぐるっと円を描くように無駄のないルートにします。同じ都市間の往復じゃもったいないです。
この周遊ルートで見られる絶対外せない観光地
今回の周遊の目玉は何といっても「サハラ砂漠をラクダで旅する」ことに絞りました。
サハラ砂漠は、ご存知の通り、北アフリカ大陸を西はモロッコ・モーリタニアから、東のエジプト・スーダンまで東西にのびる世界が誇る大砂漠地帯です。

そのためには、多くの現地ツアーが扱うアルジェリアと国境を接する南東の街「メルズーガのシェビ大砂丘」のキャメルライドツアー(大体2泊3日が多い)がお勧めです。
ツアー1日目は、マラケッシュからカスバ街道巡り(アイト・ベン・ハッドゥ観光など)とダデス渓谷のホテルに宿泊、2日目はシェビ大砂丘のラクダツアーと砂漠テントに宿泊、3日目はマラケッシュに戻る(あるいはフェズに抜ける)という2泊3日現地ツアーが主流のようです。
砂漠だけでなく、モロッコは自然環境に富んでいて、9つもの世界文化遺産があります。このルートでは3つの世界文化遺産に立ち寄ります。
まずは、カサブランカ国際空港から移動し、最初の観光地「マラケッシュ」。夜な夜なフナ広場では大道芸や露店がひしめくカオス感が魅力。迷路のようなメディナ(旧市街)は世界文化遺産。

アトラス山脈を越え、砂漠の中継都市ワルザザードからほどなくある、世界文化遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」のクサル(カスバ(要塞)化した村)

カスバ街道のオアシス沿いにある、ロッククライミングの聖地「トドラ峡谷」。SF映画に出てきそう。

砂漠ツアーの目的地、荒野に突然現れる小さな村「メルズーガ」は何もない。ただし、ここがシェビ大砂丘の入り口。


帰路の最終地、千年の古都「フェズ」、メディナ(旧市街)は世界文化遺産。フェズからカサブランカ国際空港に戻ります。

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2.移動手段と料金・所要時間を考える
観光ルートが決まったところで、次は、移動手段を考えます。
モロッコで利用できる公共交通機関は多くなく限られます。次のとおり。
【モロッコの公共交通機関】
≪電車≫
■ONCF鉄道(モロッコのいわば国鉄)
≪長距離路線バス≫
■CTM(国営)
■スープラトゥール(Supratours)(ONCF鉄道会社が経営)
■ローカルバス(民営)
2-1.カサブランカ国際空港からマラケッシュまで(往路)、フェズ~カサブランカ国際空港まで(復路)
空港直結のONCF鉄道を利用するのがお勧め。片道で一等車でも格安の2千円前後。ただし、2時間に1本程度なので、発着時間をしっかり調べておくことが大切です。
CTMバスではもっと格安に行けます(空港からマラケッシュまで:90MAD(約1080円)、フェズから空港まで:100MAD(約1200円))。ただし、バス乗り場を探すのがネック。
電車の場合、途中での乗り継ぎ時間を含め、片道4~6時間以上かかるので、空港発着のフライトの時間も考えると、ほぼ2日(往路1日、復路1日)は移動で潰れます。
となると、モロッコ滞在6日間のうち、観光に使えるのは、残りの「4日間」のみ
ということになります。

2-2.マラケッシュからメルズーガまで(往路)、メルズーガからフェズまで(復路)
自分がどんなスタイルのモロッコ旅をしたいかによって、移動手段が変わってきます。
【旅のスタイル別の移動手段・あなたはどれに該当する?】①途中の見どころ全て網羅し、割安かつ効率よく周遊したい欲張りなあなた
現地のグループツアー(
おすすめ)
②地元民に混じり格安でのんびり旅するバックパッカーを目指すあなた
路線バス
③料金は高くても優雅に旅したいあなた
車チャーターの個人ツアー(リアド・マムーシュの場合)
①途中の見どころ全て網羅し、割安かつ効率よく周遊したい欲張りなあなた=現地のグループツアー(
おすすめ)
現地旅行会社の多国籍参加者向けグループツアー(英語)に申し込むのがよいです(今回の自分はこれ)。ミニバス(といってもワゴン車に近い)での移動なので、時間を無駄なく、たくさんの観光地を回れます。
本数が少なく乗継が悪く、長時間かかる「路線バス」では時間的に立ち寄れないカスバ街道の見所(アイト・ベン・ハッドゥ、トドラ渓谷など)もくまなく観光できます。
個人で車1台をチャーターするため高額になる個人ツアーよりも、グループツアーはずっと格安で済みます(ただし、乗り合う他の参加者の人間性次第で長旅の楽しさが左右される)。
自分のツアーの場合、同じミニバスには10名前後の参加者が乗り合わせ、国籍も様々。英語での説明・コミュニケーションなので、英語ができないと少々アウェーかも。ただし何とかなります(自分がそうでした)。
ちなみに、日本語ガイド同行のツアーはほぼありません(あったとしても超高い)。
料金はツアー会社によってピンキリ。2泊3日のツアーが人気で、一人1万円(今回自分が参加したツアー)から10万円近く幅があります。
「2泊3日」で済む砂漠ツアーなら、観光可能日数4日間のうち3日を砂漠ツアー、その後フェズで2泊し、中日丸1日をゆっくりフェズ観光にあてることができる計算で収まります。
【良心的なグループツアーの選び方①「一人旅でも同じ料金設定」】
自分のようなおひとり様参加の場合の決め手は、複数で参加の料金と変わらないかどうかということです(今回参加のツアーは同額で済みました)。
世界の現地オプショナルツアーの総合検索サイト「VELTRA」には、同じ行程の2泊3日英語ガイドツアーで3名申し込みで一人47,000円、1名申し込みで107,000円とかなりの開きがあり、一人申し込みはかなり損ですし、全体的に割高感が否めません。
それに対し、今回選んだマラケッシュの現地旅行会社「sabaku tour」は、複数でも一人申し込みでも「2泊3日(ホテル・朝食代込み)で同じ料金の950MAD(約11,400円)」という格安の料金設定が嬉しいです。同じ内容のツアーなのに、なぜこんなに料金が違うのでしょうね。
ちなみに、この「sabaku tour」という会社のツアー、モロッコを旅した方のブログ記事に紹介されていて知りました(全てモロッコ人のスタッフらしい)。
【良心的なグループツアーの選び方②「事前に日本語で予約ができる」】
英語ができる人なら、現地に着いてから、現地の旅行会社で格安ツアーを申し込んでみるのもよいですが、自分のような英語ができない日本人は、事前に日本で確実に予約しておきたいところ(現地で路頭に迷わないためにも)
ただし、日本の旅行代理店は高額で、全滞在行程が決められているパッケージツアーが多く自由にプランしずらい。日本語サイトで予約できる「VELTRA」も割高。
そんな中、この「sabaku tour」はfacebookで日本語のページを持っており、そこから事前申し込みができます。2泊3日のマラケッシュ発着のカスバ街道・サハラ砂漠のハイライト部分のみのツアーなので、前後の行程は自分で自由に計画可能。

さらに、申し込み窓口のオマールさんというスタッフが日本語ができるようで、ひらがな、簡単な漢字、ローマ字での日本語表記の文なら読み書きしてもらえて安心です(メッセンジャー機能でやりとりします)。
このオマールさん、感心するのはレスの速さ。そして現地の情報や注意点を分かりやすく教えてくれる親切さ。現地ツアー会社には珍しくとても信用できたし、教えてもらった情報で事前に準備ができました。
ちなみに、「sabaku tour」は読んで字のごとく、日本語読みのツアー名、ということは日本人向けのページです。
現地のミニバスには「MIFTAH TOURS」とあり、これが本当のツアー会社名のようです。
様々な営業ルートで獲得した多国籍の客を、同じミニバスに乗せて一緒にツアーをしているみたいです。
同じ車でも、多くの参加者は2泊3日でしたが、一部の人は日帰りで途中で別の車でマラケッシュに戻るプランだったり、2泊3日といえども宿泊ホテルが違ったり、ツアー料金が違ったり…。申し込み方法やプラン(現地店舗かどの国のサイトからか)によって様々だったようです。
添乗ガイドはつきません。運転手が簡単な行程の案内を英語でするくらい(他の現地ツアーも同様)。
【良心的なグループツアーの選び方③「発着地が同じ往復ツアーで終わらせない周遊のための裏ワザ」】
メルズーガまでのグループツアーは、マラケッシュ発着、フェズ発着、ワルザザード発着など、ツアー会社の所在地によって様々。
中でも、マラケッシュのツアー会社が多く人気もあり、今回はマラケッシュからメルズーガまでの往復ミニバスツアーを選びました。
「なぜ、格安ツアーではメルズーガで折り返し往復するマラケッシュ発着、またはフェズ発着ルートが主流なの?」「マラケッシュからメルズーガを経由してフェズに抜けるルートのツアーの方が観光客にニーズにあうのに…」という疑問が。
その理由は、メルズーガは、マラケッシュとフェズの丁度中間地点にあるため、運転手はツアー会社のある都市に引き返すルートの方が遠回りせず、次のツアー開始都市まですぐに戻れるという会社サイドの都合だと思います。
ただし、ツアー代金に上乗せする形で、オプションとしてメルズーガより先の都市へ抜ける追加ルートをお願いすることができるようです。
もっとも、同乗している他の参加者で希望が多い場合に限るそうで、当日の交渉次第で直前にならないと不透明なことが多いようです。

確実なのは、メルズーガでツアーを離脱し、フェズまでタクシーをチャーターする。でも、料金が一人1300MAD(約15,000円)程度もするそうです(同乗者の人数次第ですが。車内も長時間狭いので苦痛か)。
自分が今回ご提案している一周プランも、メルズーガからフェズまで「sabaku tour」にオプションで追加移動をお願いしたものです。
実際にメルズーガでふたを開けてみたら、参加者のほとんどがフェズまでオプション移動を希望していたため、そのままのミニバスで一人300MAD(約3,600円)追加で済みました(直行でも休憩入れて約9時間もかかりました、フェズは遠かった)。
「なぜツアーの事前申し込みの段階で、フェズまで希望するかどうか確定できないのか」という疑問。
オマールさんによると、「砂漠を旅するような世界各国の気ままな観光客は、行き当たりばったりの旅人が多いため、メルズーガに到着してその先のプランを決めたがったり心変わりする人が多いから」だそう。
自分のミニバスの他の参加者の多くも、旅の途中まではメルズーガからマラケッシュに引き返そうと思っていた人が多かったようです。
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②地元民に混じり格安でのんびり旅するバックパッカーを目指すあなた=路線バス
路線バスの移動は風情があっていいですね。ただし、ツアー車より時間がかかり、1日数本しかなく時間や乗り換えの融通がきかないので、たった4日では途中下車してカスバ街道の見どころは無理。メルズーガに直行し、ホテルでのんびり&砂漠キャメルライドを楽しむプランです。
民営のローカルバスは料金は安いが、自由席で地元民で混雑、シートなど車内はほこりだらけ、治安も悪い、すぐバス停で留まるので遅い…なので、あまりお勧めされないようです。
となると、完全指定席で、観光バス仕様の乗り心地まずまずのCTMかスープラトゥールの利用になります。
≪路線バスで行くマラケッシュからメルズーガ(往路)≫
CTMは途中のワルザザードまでしか行けないので、メルズーガまでは「スープラトゥール(Supratour)」を利用します。
マラケッシュ8時30分発と15時発の1日2本のみ。料金は250DH(約3,000円)。ただし、メルズーガまで12時間もかかるので、8時30分発20時30分着しか選択肢はなさそうです(お尻が痛くなりそう…)

(タジンやのサイトから転載)
ちなみに、CTMは公式サイトから事前に予約ができますが、スープラトゥールは現地バス案内所で直接チケットを購入する必要があります。
人気路線は当日直前だと空席がない場合も。前日に足を運び購入するのが面倒ですね。しかも、スーツケース等をトランクに入れる「荷物代(5~10DH(約60~120円))を案内所で支払う必要があるため、余裕をもって行くことをお勧めします。

≪メルズーガのホテルに宿泊し、砂漠キャメルライドを体験≫
バスで夜遅くにメルズーガに到着し、そのままホテルで宿泊(1泊目)。翌日はホテルのプールでのんびり過ごしたり、メルズーガの村を散策したり。
夕方からホテルのオプションツアーで砂漠へキャメルライド1泊ツアーに出かけ、砂漠の中のテント泊(2泊目)。
翌朝ラクダに乗って再びホテルに戻り、19時のバス出発時間までのんびり過ごします(何だか、バスの時間のタイミングがよくなくて、ホテルの滞在時間が長すぎて退屈するかも)
メルズーガの宿は、日本人に優しい「リアド・マムーシュ」がおすすめ!(後述のとおり)
≪路線バスで行くメルズーガからフェズ(復路)≫
この路線が曲者。スープラトゥールでは1日1本しかフェズ行きがなく、しかも19時発でフェズ着は翌朝4時(つまり夜行バスで車中泊:180DH(約2,200円))。
リッサニという近くの町から民営ローカルバスも昼間の時間帯に出ているそうですが、使い勝手が悪いのでパス。
寝つきの悪い自分にとって、夜行バスは疲労の大敵です(トルコ旅行で懲りた)
③料金は高くても優雅に旅したいあなた=車チャーターの個人ツアー(リアド・マムーシュの場合)
「英語しゃべれないし、見ず知らずの外国人と同乗するのは不安」「誰にも気兼ねせず、自分のペースで旅したい」「疲れないよう車内は余裕あるプライベート空間を保ちたい」という方におすすめ。
一緒にチャーターする同伴者が多ければ一人料金は少々安くなるようですが、グループツアーに比べると格段に高いです(1名だけの貸し切りの場合、7~10万円が相場のようです)。
自分専用の車をチャーターする方法は、①ツアー会社に申し込む ②宿泊ホテルに頼む ③街中でタクシーと交渉する、という選択肢です。
ただし、①②の場合でも、片言の英語が話せる運転手のみ。日本語ができる運転手のプランはなくはないですが高いし少ないです。
今回は、「②宿泊ホテルに頼む」ケースで、メルズーガの『リアド・マムーシュ』という宿の場合をご紹介します。
≪まずは『リアド・マムーシュ』の紹介から≫
「リアド・マムーシュ」は、砂漠ツアーの出発地であるメルズーガ村にある、日本人に大人気のリアドです。Booking.comで9.1の口コミ高評価です。
リアドとは、昔の邸宅を改造したモロッコ特有の高級宿のこと。普通のホテルでなく、ぜひリアドに泊まることをお勧めします。

この宿のトリップアドバイザー評価(4.5)はこちら
日本語を話せる親切なスタッフがいるので、日本人宿泊客が多いんだとか。
なぜ日本とつながりがあるかというと、このホテルのオーナーは東京・飯田橋にあるモロッコ料理レストラン「タジンや」を経営していて、タジンやではモロッコ旅行やリアド・マムーシュ宿泊の相談にのっているからです。
ユニークな経営展開ですね(以後、タジンやのサイトを転用してのご説明です)。
プールサイドはまるでアラビアンな宮殿気分

シングルルームでも400DH(約4,800円)と綺麗な部屋が格安です。外国に珍しくウォシュレット・トイレというのが嬉しいですね。

この宿がなぜ人気なのか、それは日本につながりのあるという理由だけでなく、さらに格安の「格安宿泊料金プラン(ドミトリープラン)」があるからです。

バス停への送迎、プール・トイレ・シャワー使い放題、朝夕2食付き(他のプランの食事と変わらない)、共用スペースで宿泊(といっても、屋上テラスのマットレスで星空を見ながら就寝がおすすめ)で、なんと200DH(約2,400円)!
個人経営の小さな宿ならドミトリープランはあり得ますが、宮殿のようなリアドでこの格安プランは画期的です。
このリアドは、隣接したシェビ大砂丘への各種砂漠ツアーも提供。「ラクダに乗って砂漠テントに1泊するツアー」が400DH(約4,800円。サイトのクーポンを提示すれば350DH)で利用できます。

キャメルライド1泊2日部分に関しては、他の現地旅行会社のツアーと同じ内容ですね。
リアド・マムーシュの各種砂漠ツアーのマップ

こんなにお勧めしているのに、自分は今回リアド・マムーシュに宿泊できなかったんです(涙)。自分が利用した「sabaku tour」では他のホテルを利用。次回はぜひ宿泊してみたいです。
≪リアド・マムーシュの「専用車チャーターの2泊3日の個人ツアー」について≫
この専用ツアーについては、タジンやのサイトには記載されていません。実際に私がタジンやに電話して紹介されたプランです。
タジンやのスタッフさんはモロッコ人で、モロッコなまりの日本語だったので、正確に聞き取れず…でもこんな感じみたい。
■2泊3日4WD車のプライベートツアー:一人で貸し切り6,800DH(約82,000円)
■行程:マラケッシュの宿泊ホテル発⇒アイト・ベン・ハッドゥ観光⇒ワルザザード泊、トドラ峡谷観光⇒リアド・マムーシュ着⇒夕方から砂漠ツアー発⇒砂漠テント泊、翌朝砂漠からホテルに帰り、4WD車でフェズへ
このプランだとリアド・マムーシュを利用するだけで宿泊できませんが、リアド・マムーシュを宿泊先にしている他の現地会社ツアーはないらしく、利用だけでもしたいと検討していましたが、高額のため見送りに…
自分が利用した「sabaku tour」とほぼ同じ行程です(1日目宿泊場所がダデス渓谷でなく、ワルザザードというのが違いますね)
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3.「5泊6日周遊旅の3つのプラン」まとめ
この記事は、2018/7/22-8/7の世界一周一人旅の体験や調べた情報をもとに作成しています。
以上、ご説明した3つの周遊プランを行程表にまとめました。
自分の希望に合うプランはどれか、見比べて参考にしてください。
【①現地の2泊3日グループツアーを利用する】
※今回自分が利用した「sabaku tour」の場合。おすすめです
【1日目】※個人
■ONCF鉄道で移動(カサブランカ空港からマラケッシュ)
■(夜)マラケッシュ着・観光・泊
【2日目(団体ツアー1日目)】※ツアーのミニバス利用
■(朝)マラケッシュ発
■アイト・ベン・ハッドゥ観光
■ダデス峡谷泊
【3日目(団体ツアー2日目)】※ツアーのミニバス利用
■ティネリールのオアシス散策
■トドラ峡谷観光
■(夕方)メルズーガのホテル着(砂漠への身支度)
■(夕方)ホテル裏からシェビ砂漠ラクダツアー発(1.5時間)
■砂漠のベルベル人テント泊(ベルベル人の演奏や踊り)
【4日目(団体ツアー3日目)】※ツアーのミニバス利用(オプション)
■(早朝)砂漠の日の出を見て、ラクダか4WD車でホテルへ戻る
■(朝)メルズーガ発⇒(夕方)フェズ着・泊 ※ここから個人手配
【5日目】※個人
■終日フェズ観光・泊
【6日目】※個人
■ONCF鉄道で移動(フェズからカサブランカ空港)
≪現地費用≫
※航空券代・燃油代・空港諸税含まず
※ツアー代約1万円(朝夕食含む)、個人手配宿代@6千×3日=18,000円、その他(昼食代、交通費等)約2万円
■合計:約5万円

【②全て個人で公共交通機関(路線バス等)を利用する】
【1日目】
■ONCF鉄道で移動(カサブランカ空港からマラケッシュ)
■(夜)マラケッシュ着・観光・泊
【2日目】※この便のみのため、途中下車不可
■(朝)スープラトゥール・バスで移動
■(夜)メルズーガ着(ハシラビートバス停で下車)
■メルズーガのホテル泊(リアド・マムーシュがおすすめ)
【3日目】
■日中はホテルのプールやメルズーガ村散策でのんびり
■(夕方)ホテル裏からシェビ砂漠ラクダツアー発(1.5時間)
■砂漠のベルベル人テント泊(ベルベル人の演奏や踊り)
【4日目】
■(早朝)砂漠の日の出を見て、ラクダに乗りホテルへ戻る
■日中はホテルのプールやメルズーガ村散策でのんびり
■(夜)メルズーガ発(ハシラビートバス停でバス乗車)
■(車内泊)スープラトゥール・夜行バスで移動
【5日目】
■(早朝)フェズ着
■日中はフェズ観光・泊
【6日目】
■ONCF鉄道で移動(フェズからカサブランカ空港)
≪現地費用≫
※航空券代・燃油代・空港諸税含まず
※交通費:鉄道代約5千円、バス代約5千円、宿代2,400円×1泊(マムーシュのドミトリープランの場合)、宿代6千×2日=12,000円、砂漠ツアー代4,800円、その他約1万円
■合計:約4万円

【③専用車チャーターの2泊3日個人ツアーを利用する】
※「リアド・マムーシュの2泊3日プラン」の場合。
【1日目】※個人
■ONCF鉄道で移動(カサブランカ空港からマラケッシュ)
■(夜)マラケッシュ着・観光・泊
【2日目(個人ツアー1日目)】※4WD専用車利用
■(朝)マラケッシュ発
■アイト・ベン・ハッドゥ観光
■ワルザザード泊
【3日目(個人ツアー2日目)】※4WD専用車利用
■トドラ峡谷観光
■(夕方)メルズーガのホテル着(砂漠への身支度)
■(夕方)ホテル裏からシェビ砂漠ラクダツアー発(1.5時間)
■砂漠のベルベル人テント泊(ベルベル人の演奏や踊り)
【4日目(個人ツアー3日目)】※4WD専用車利用
■(早朝)砂漠の日の出を見て、ラクダでホテルへ戻る
■(朝)メルズーガ発⇒(夕方)フェズ着・泊 ※ここから個人手配
【5日目】※個人
■終日フェズ観光・泊
【6日目】※個人
■ONCF鉄道で移動(フェズからカサブランカ空港)
≪現地費用≫
※航空券代・燃油代・空港諸税含まず
※ツアー代約82,000万円(朝夕食含む)、個人手配宿代@6千×3日=18,000円、その他(昼食代、交通費等)約2万円
■合計:約12万円


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【ドバイ旅行編:vol3まである最初の記事です】

【モロッコ旅行編:vol17まである最初の記事です】

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