オールド・ドバイ(旧市街)を自力で散策する効果的なルートを紹介!豪華絢爛な商業施設観光ばかりではドバイの歴史は語れません(マイルで世界一周旅行記②:ドバイ編②)

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ドバイシリーズ2弾。

高級人口湾岸リゾート「パーム・ジュメイラ」や、1日では回りきれない巨大豪華モール「ドバイモール」、超高層ビル「バージカリファ」を訪れて、ドバイ観光は終わりっていう観光客は少なくないはず。

でも、ちょっと地味だけど、ドバイの良き歴史を感じる「オールド・ドバイ(旧市街)」観光がおすすめ

もっとも、せっかく異国の地に来たのだから、ショッピングばかりでなく、その国土着の文化に触れたいっていう旅行ポリシーを自分が持っているからなんですが・・・。

今夏にANAマイルで世界一周一人旅をした訪問地1か所目のドバイ。

ツアーに頼らず、徒歩と交通機関を利用して、ぶらり気ままに「オールド・ドバイ」を散策したレポートをお伝えします。

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ドバイの地理について


ドバイって中東のどこにあるかご存知ですか?

自分もお恥ずかしながら、高須クリニックのCMイメージのように、石油長者ばかりの急発展のメトロポリスっていうイメージだけでした(汗)

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ドバイは都市名で、UAE(アラブ首長国連邦)が国名。ペルシャ湾に面し、サウジやオマーンと隣接している小さな国なのですね。

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ドバイの観光エリアは大きく分けて、一番空港に近い「オールド・ドバイ(旧市街)」、メトロ(レッドライン)の途中にある「ダウンタウン」(ドバイモール等豪華商業施設)、一番奥にある「ビーチエリア/パームジュメイラ」(高級リゾートホテル立ち並ぶ人工島)。

どのエリアにも、主要なメトロ2線(レッドライン、グリーンライン)で行けるので、とても分かりやすいです。

ドバイ・メトロの乗り方と、分かりずらいチケットの購入方法を教えます(ノルチケット・カード)(マイルで世界一周旅行記①)


オールド・ドバイ(旧市街)散策の注意点


前置きとして、まず正直に言うと、車で送迎してくれるツアーでない今回のような徒歩を中心とした自力散策は、夏は外した方がよいという反省です。

今回は7月23日の真夏で、日中は散策した午前中でも50度近くまで上がるので、長時間の街歩きは頭がくらくらして危険です…。

冬にお勧めします。といっても、30度近くまで上がりますが。

なので、高齢者や子供、体が弱い方にはお勧めできません。

このことを踏まえて安全に散策すれば、自分のペースでアラビアンな歴史や人々、町並みを肌で感じることができ、とてもいいですよ。


なぜツアーを選ばなかったかって?

物価も安くないドバイで半日程度の短いオールドドバイツアー(日本語ガイド付き)でも、1万円は下らないからです

現地オプションツアーを扱う格安大手サイト「VELTRA」でもこれくらいするのです。

英語ガイドなら若干安くなりますが、英語が苦手な自分は説明についていけないです・・・。

それなら、グーグルマップ片手に自分で散策しちゃえ!という冒険心がめらめらと燃えたのです(笑)

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見知らぬ異国の地(特に路地が多い旧市街)を街歩きする場合、グーグルマップは神です!

前日にホテルでしっかり翌日に回りたいスポットを「マイプレイス」登録し、当日は散策しながら「マイプレイス」を読み出し、経路検索すると、とっても便利でした。

これがないと、まず無理。

だから、スマホは常に歩きながら地図表示できるよう、ポケットWIFIルーターか、現地SIMカードでの常時通信がよいです。

町のWIFIスポットだけではグーグルマップは効果を発揮しません。

ただし、日本人に馴染みのある観光地の名称と、グーグルで検索できる名称は、場所が同じでも違う表記の場合もあり要注意です。

その場合、知っているのとは違う名称でも、同じ場所ならとりあえずマイプレイス登録しておけばよいです(今回のドバイ散策でもそうでした)。


今回のオールド・ドバイ(旧市街)散策ルートをご紹介


【オールド・ドバイ(旧市街)とは】
アラビア湾につながるクリーク(水路)を境に、バール・ドバイ地区とデイラ地区に分かれ、庶民の足である木造船「アブラ」が行き来している。かつては海のシルクロードの中継地。 


ホテルを朝10時に出発し、昼過ぎには終えるプランをたてました。

なぜかというと、午後にダウンタウン(ドバイモール)を見て、3時にはホテルに着き、「4WD車で爆走する砂漠ツアー」の迎えが来るからです。

何しろ、この後が詰まっている世界一周でしたので、ドバイ観光はこの1日しかとれなかったためです。
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②のホテル最寄り駅のアルリッガ駅からレッドラインで次の③ユニオン駅まで。

そこでグリーンラインに乗り換え、④アルラス駅下車し、オールドドバイ散策。

⑤アルファディ駅で乗車しグリーンラインで⑥バールジュマン駅で乗り換え。

ここまでは順調でした・・・

レッドラインに乗り換え「ドバイモール駅」までと思いきや、メトロが機械故障のためストップしてしまったのです(涙)

復旧の目途が見られず、3時にはツアーの迎えが迫っていたので、後ろ髪惹かれる思いでホテルに引き返しました。

結局ドバイ名物の豪華絢爛施設に訪問できませんでしたが、大方想像がつくし、買い物も興味がないので、諦めました。


アルラス駅からアルファヒディ駅までの散策ルートは次のとおり(グーグルマップ検索を頼りに)。

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10時にホテル出発~アルラス駅10:30到着~スパイススーク・アブラ船・オールドスーク12時まで~バスタキヤ歴史保存地区12:30まで~13時にアルファヒディ駅乗車。こんな時間配分でした。


オールド・ドバイ散策①:ホテルからスタート


今回のホテルは「J5リマルホテル・アパートメンツ」、おすすめ!

Booking.comで割引予約し、1泊5,983円(素泊まり)と、部屋の広さや設備の割には格安。

ただし、ドバイって税金やサービス料が高く、結局1,827円も上乗せになってしまいました・・・

それに、空港からレッドラインで3つ目で、駅近で、アルリッガ駅が安めの飲食店がたくさんあって便利。

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オールド・ドバイ散策②:スパイス・スーク


アルラス駅下車から散策スタート

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洗練されたデザインのレッドラインの駅と違い、グリーンラインの駅はアラブ感満載。

グーグルマップ片手にしばらく路地をくねくね15分ほど進みます。

「スパイス・スーク」は香辛料やハーブ、ナッツなどを扱う市場でスパイシーな香り漂います。

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アーケードをしばらく進むと大通りに面したひらけた場所に出ます。




オールド・ドバイ散策③:アブラ船でクリーク(水路)を渡る


大通りの向こうにクリーク(運河)が見え、アブラ船の乗り場(デイラ・オールドスーク)を目指したいのですが、よくわからず。

丁度中国人ツアー軍団が移動していたので、横断歩道を渡って後をついていくことに。

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アブラ船乗り場はいくつかあり、どれだろうって迷うけど、中国人軍団がいく乗り場は他の乗客も混んでいたので、そこにしました。

ガイドブックでは、運賃が1DH(約30円、安い!!)を係員に払って乗ると書いてあったのですが、係員のおっちゃんが「そのまま乗れ」と無賃で乗らせてくれました。

アブラ乗船ツアー(日本語ガイド付き)なら、数千円はかかります。

もしや~中国人軍団の一員と勘違いされたのかな?と思いましたが、まあラッキー。中国人で一杯のアブラに乗船し、しばらく出発まで待っていると・・・

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そのおっちゃんが、中国人ガイドに確認し、自分がツアー客でないことがばれてしまいました。

ま、乗れといわれたから乗ったので、嘘はついていません(汗)

気を取り直して、次のがらがらのアブラに乗ると、おっちゃんがやはり1DHを払えと。素直に払いました(小銭が必要ですね)。

時刻表はなく、ある程度客が集まると出発のようです。長時間待つことなく桟橋を出発。

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お客は背中合わせで座ります。

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船体は木造でぼろっちいのですが、船尾のかじ取りもロープで行っているみたい。このレトロ感がたまりません。

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木造船でシルクロードに思いをはせ、目の前は高層ビルとのミスマッチが面白い。

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そんなこんなで、10分足らずでバール・ドバイ桟橋に到着

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ガイドブックにはここは途中で、この後ドバイ・オールドスークに向かうルートが書いてあるのですが、多くのアブラはどうやらここが終点のようです。





オールド・ドバイ散策④:ドバイ・オールドスークで強引な客引きに遭う


桟橋を降りるや否や、前の店のショールの客引きの強引なこと。

無関心を装い、しばらく道を進みます。

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ドバイ・オールドスークを前日にグーグルマップ検索しても見当たらず、同じ場所の違うスーク名を登録し頼りに進んだのですが、それらしきスークは見当たらず。

客引きでない、普通のお店のおじさんに聞くと、「ここがオールドスークだよ」って教えてくれました。

気づくと、大通り向こうに「オールドスークの駅らしき看板」が。でも、メトロは通っていないはずなので、バス乗り場みたい。

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ただ、市場の雰囲気ゼロなので、とりあえず運河方面に路地を入ると、ありました!布地専門店街が。

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この画像の左側の客引き兄ちゃん、自分が写真をとっている観光客だと分かるや否や、強引な客引き。

どの店も民族ショール専門店のようで、言葉で進めるのでなく、道を歩いているだけなのに、頭に巻いてきたり、しまいには、肩や体に巻き付けてくる。

愛想笑いしながら「NO!」と来る客引き来る客引き連続でかわし、やっとスークを抜けました。

この日が月曜平日の午前だったので観光客がまばらだったからでしょうね。

夕方ならすごい混雑だそうです(金曜はイスラム安息日で午前はお休みなのでお気をつけあれ)

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といっても、この怪しい強引さがどの新興国でも旧市街の面白さの一つなんですけどね。

強引さに負けて、高額な買い物やスリに合わないようにして、街歩きを楽しみましょう。






オールド・ドバイ散策⑤:バスタキヤ歴史保存地区


「バスタキヤ歴史保存地区」とは、クリーク沿いに昔ながらの町並みが残る、ドバイ発祥の地といわれ、異国情緒あふれる景観はアラブのイメージそのもの。区域内にはレストランやギャラリーもあります。

保存地区を目指しグーグルマップちゃんを検索すると、直線距離の大通りでなく、迂回ルートの結果が。

腑に落ちなかったがその通り進むと、理由が判明。

保存地区の西側(オールドスーク方面)は国の軍事?警察?施設になっていて一般の人が進めません。

だから、ぐるっと南下して迂回して、遠くの東側入り口から保存地区に入るのです。

気温が上がってきた中で結構歩くはめになったので、頭がくらくら。

途中に、ドバイミュージアムなる施設を発見。

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入り口を覗くと有料なので見学しなかったけど、券売所の前はクーラーががんがん効いていて、白人観光客らが座ってくつろいでいたので、自分も体のほてりをとることに。

そして、迂回して保存地区入り口に到着。あまり目立たず、観光客もまばらでした。

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この地区内はそんなに広くなく、30分も歩けば回ることができます。細い路地がいい味だしてますね。

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古いまま保存というのではなく、手入れがかなりされていて、おしゃれでした。案内看板もおしゃれ

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コイン博物館がひっそりとありました。
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地区中央に大昔の石壁のなごりが。
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古い家並みと現代アートの絵の融合
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猛暑で喉がからからだったので、地区中央にある、アートギャラリーを併設する「XVAカフェ」で一休み
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ジンジャージュースを注文。瓶ででてきたのには驚き。本物のしょうが汁がたっぷり入っていて、ぴりっと辛く、ほてった体に染み渡る。
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そして、地区から最寄りの「アルファヒディ駅」まで直進。暑くちょっと遠かった。最後くらいタクシーに乗ってもよかったかも。
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まとめ


この記事は、2018.7.23-8.7の世界一周旅行を基に作成しています。

このオールド・ドバイがかつて「海のシルクロード中継地」だったことに想いをはせ、街ブラできるなんてちょっと粋だと思いませんか?

再三言いますが、ドバイの暑さは半端ないので、くれぐれも水分補給し体調と相談しながら散策してくださいね。

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