
夏休みの「東欧旅行」中に、チェコですられました…。
二年前のトルコ旅行でも気づかないうちにリュックから。その時は「サングラス」で済んだので諦めましたが。
今回は、「音楽再生プレーヤー」が入った小さなポーチを盗まれました(涙)。
まあ、旅行の続行に必要な貴重品(パスポート、カードなど)でなくてよかったです。
ただ、泣き寝入りするにはもったいないものなので、ダメ元でクレジットカード提携の保険デスクにかけあってみました。
その結果は・・・。
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どこでスリにあったか?
滞在したチェコ(プラハ)の最終日、ホテルチェックアウトからプラハ空港出発までの間にやられました。
背負っていたリュックサックに音楽再生プレーヤーなどが入った小さなポーチを入れて出かけたんです(チェックアウト時に部屋で入れたのを確認したので、置き忘れはない)。
プラハ空港を離陸した機内で音楽プレーヤーを聞こうとリュックをあさるもポーチごと見当たらない・・・。
街を歩く時、地下鉄や市バスに乗車している時、人混みには入らなかったし着席の際は前抱えにしたし、誰かと接触した覚えは全くないし・・・

リュックのファスナーが開けられた形跡すらない。
トルコですられた際もそうですが、全く気付かれない手口はお見事です(汗)。
小さなポーチはリュックの一番上に入れていたのでスリやすかったのでしょうね。中身は音楽プレーヤーの他は、サングラス、無くなっても問題なしの百均の安眠グッズ(アイマスク等)。
音楽再生プレーヤーがやや高価だったので、帰国後保険デスクに電話してみました。

スリの補償は、海外旅行保険のどんな項目に当てはまるか
自分は海外旅行のために保険会社の海外旅行保険は都度入らず、クレジットカード付帯の保険を頼りにしてます。

旅行継続に不可欠なものの盗難でなければ、保険デスクに帰国後に電話すれば大丈夫です。
今回のスリ(盗難)は「携行品損害」の項目が該当し、何枚か持っているカードのうち、一番補償額が高い〇〇カード(唯一年会費有料)提携のA保険デスクに羽田空港に到着した際に電話相談しました(他のカードは全て年会費無料なので限度額がやや低い)

ちなみに、たくさん保険金がもらいたいからといって、他社のカード提携保険会社に重複して保険金請求するセコイ手口はやめましょうね。
1社の保険金限度額で必要額が賄えるなら、他社への相談は不要です(保険会社同士でクライアントの個人情報が共有されているので、重複請求はすぐばれます)。
そうそう、カード会社(カード自体の盗難紛失窓口)の電話番号はスマホ登録していても、提携保険会社デスクの電話は未登録の人多いと思います。登録しておくと海外で安心ですよ。
携行品損害補償の注意点
このA保険会社の携行品損害の「補償年間限度額」は50万円(1点あたり10万円が限度)。
対象となる「携行品」とは、カメラ、カバン、衣類等が盗難・破損・火災などの「偶然な事故」により損害を受けた場合に対象となるそうです。
なので、自分の過失「置き忘れ、紛失」は対象とならない点に注意しましょうね。
【携行品損害の注意点】
①現金、クレジットカード、サーフボード等は支払い対象とならない場合がある。
②損害の額は、新規購入価格ではなく「時価額」で計算される(使用期間1年で10~20%の減価償却を適用)
③携行品の購入時の領収書や保証書等の提出が必要。
④一回の事故につき自己負担額3千円が控除される(免責)
問題は赤字②「時価額」③「領収書等」ですよね。
実際の保険会社とのやりとり(提出書類など)
チェコでスラれて、次の滞在国スイスでは意気消沈している中で、ツアーでご一緒だった日本人のマダムにおしゃべりの中で「スラれたけど、「盗難証明書」を現地の警察で発行してもらってないから、保険請求できないと思う」ってぽろっと言ったんです。
そしたら、そのマダム「うちの旦那も盗難証明書なかったけどダメ元で保険会社に相談したら、無事に保険金もらえたわよ」って意外な助言が。
その言葉が後押しになって、保険デスクに相談してみようという気が。
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まず、帰国後の保険デスクとの電話のやりとりの際、「30分ほどお時間をいただきます」と念押しされます。
デスクの人から詳しく状況を聞かれました。
数日後、保険会社から請求に必要な書類が送られてきました。そこには、次の「必要な提出書類」が書かれていました。
【携行品損害請求に必要な提出書類】
①保険金請求書
②日本出入国日の確認の取れる書類
③現地警察署などによる事故証明書原本
④損害品購入時の領収書か保証書等の原本
⑤照会状
以上、たくさんの提出書類が必要なのです…。

項目にするとたくさんですが、1枚の中に書くので分量的にはそんなに多くありません。
ただし自分の場合、スイスへの移動フライト機内で盗難が発覚したためチェコ警察の盗難証明書は発行できなかったので、「警察届出欄」にはその旨で発行できなかったことを簡単に書きました。
また、一人旅だったため、同行者の証人(住所連絡先や関係(友人等)の記入が必要)はいないという一文も書きました。
言葉の通じない異国の警察署で公文書を発行してもらうって、貴重な滞在時間も削られるしかなりのハードルですよね。
だから、「その国を後にするフライトで気づき発行する時間がなかった」ことを理由に保険金がおりればなーと。
ということは、請求書の書き方次第で、公文書発行なしでも保険金が通るかもしれないってこと?(よこしまな考え)。


自分はどれも捨てずに持っていたのですが、今日本の空港は「顔認証システム」導入なのでスタンプを押す審査官カウンターは任意ですよね。
今回自分は記念にとスタンプカウンターで押してもらっていたのですぐコピーできました。もらっておくと便利です。

ちなみに、今回の請求では、音楽プレーヤーの他、ダメ元で同じポーチに入っていたサングラスも請求してみました。
でも、サングラスのような消耗品までレシートとってないので提出できず、請求書には「丸井で昨年夏4千円で購入」くらいの漠然とした商品情報しか書けませんでした(メーカー型番などは不明)。なので、絶対だめだろうなって。


電話した際に聞かれた状況がたくさんの質問項目(定型でなく、自分流にアレンジされたもの)になっていました。
具体的には、当日のタイムスケジュールと盗難が考えられる理由や時間、最後にポーチ(音楽プレーヤー)を確認した状況、リュックの大きさ、ポケットの大きさや数と入っていた荷物の配置状況(絵でかきます)、どうして置き忘れでなく盗難だと分かったか理由など。
自分の過失(置き忘れ等)でないことを、ダメ出しで証明しないといけないみたいです。
最終的に保険金はもらえたのか?
書類を記入・提出して1週間くらいすると、保険デスクから電話がありました。
「保険金が下りるとのこと(ただし全額ではない)」。やったー!!!
月末に振り込まれること、保険金計算の内訳などの説明がありました(後日給付決定通知が郵送されますが、内訳は記入されていません)。
【保険金給付金額の内訳】
※( )カッコ内が当時の購入金額
■音楽プレーヤー:7千円(2万円)
■サングラス:4千円(4千円)
合計1万1千円(2万4千円)
※1万1千円ー3千円(免責自己負担分)=実質8千円(振込金額)
8千円(購入金額の1/3)しかもらえないのですが、泣き寝入りするよりましです。
ダメ元で請求したので、臨時収入と考えればよし。

説明を受けた計算の根拠は、音楽プレーヤーは5年前に購入したもので、現在の時価は(2万⇒1万4千円)とのこと。そこから減価償却10%(1,400円×5年=7千円)を引くと、7千円の保険金。
領収書がなくあいまいな商品情報だったサングラスが意外にも、昨年購入ということで満額4千円の保険金。
事故1回の免責3千円が痛いですね。

■現地警察の盗難証明書がなくても、購入時の領収書がなくても、虚偽ではないと電話や記入内容から認められれば保険金はもらえる場合がある(ただし、書類準備等の手間を惜しまない)。
■保険会社の割高な海外旅行保険に加入していなくても、持っているカード全てに旅行保険が無料で付帯されているので、使わにゃ損!
■携行品には細心の注意を(観光地に持ち出す荷物は最小限、前掛けか、背負うリュックのチャックにはダイヤルロックを、トートバッグ等のチャックでしまらない口のあいた物入はNG)
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