毎年恒例、夏休みと貯まった年休をフルに使って、今回は「東ヨーロッパ周遊一人旅(12泊14日(+機内泊1泊))」を実行しました。
もちろん、夏休み旅行のために自分はANAマイルをせこせこ貯めているのです。つかわにゃ損。
1年間のらりくらりした陸マイラーの自分でも、ポイントサイトや外食モニターで稼いだANAマイルは6万ちょっと。
ぎりぎり「欧州エリア・エコノミー往復6万マイル」の特典航空券を発行できました!(9万5千マイルあればビジネスクラスだったのに~(汗)。
今回は未知なエリア「東ヨーロッパ」に決定!
東欧諸国って日本旅行者にまだまだ馴染みが浅く、独自の文化があり魅力的ですよね~。
ということで、今回は自分が実際周遊した東欧諸国等4か国(クロアチア~モンテネグロ~チェコ~スイス)のルートプランの組み方や、特に今回の目玉としたクロアチアでの観光都市移動プランをご紹介します。
目次
- 今回の東欧周遊のルートづくり
- 1-1. 東欧周遊の概要と必要マイル数
- 1-2. 航空券予約の前に各国滞在可能日数を計算しよう
- 1-3. ANA国際線特典航空券は争奪戦!
- 東欧周遊でどこを周るか
- 2-1. 今回の目玉は未知の国「クロアチア縦断」
- 2-2. モンテネグロ(コトルなど)
- 2-3. チェコ(プラハなど)
- 2-4. スイス(チューリッヒなど)
- まとめ
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今回の東欧周遊のルートづくり
毎年マイルで行く夏の海外旅行。今までは欧州(トルコ、パリ)、世界一周(ドバイ、モロッコ、リスボン、フランクフルト、ニューヨーク)など、数年前の出不精の自分では想像できないほど世界を回りました。
今回は、自分の嗜好(日本人に馴染みがない国が刺激的でいい!)により、日々接点のない東ヨーロッパに決めました。
ANAマイルを使ってスターアライアンス加盟航空会社便をどうルートを結んだのかお伝えします。
東欧周遊の概要と必要マイル数
今回の観光ルートマップは次のとおりです。
特典航空券とは、マイルで交換できる無料の航空券のことです。
最近はマイルを貯めるのをさぼっているので、1年で貯まったANAマイルは6万をちょっと超える程度でした(汗)。
東欧諸国にANA直行便はなく、ANAが加盟するスターアライアンス(世界の主要航空会社26社が加盟する航空連合)の他社便でもANAマイルが使えるので利用しない手はないです。周遊の際は乗継便にも適用可で大変便利です。
ANAマイレージクラブ公式サイトから国際線特典航空券の予約を。くれぐれも、「ANA特典航空券ページ(ANA直行便)」でなく、「提携航空会社特典航空券ページ(スタアラ)」から予約検索してください。
東欧は欧州ZONE7区分
ANA便と違い、提携航空会社便(スターアライアンス)はシーズンによる必要マイル数の増減がなく1年中一定なので夏休み旅行にはお得です。
あっぶねー、欧州エコノミー往復で6万マイルだったので、ぎりぎり(汗)。
航空券予約の前に各国滞在可能日数を計算しよう
すぐにANA予約サイトの特典航空券検索で「なーんだ、夏でも結構空席あるじゃん」と予約したい気分になります。
でも、ちょっと待ったー!!
日本出発便、日本帰国便の長距離路線予約は一番最後です。
その前に、最初の到着都市~周遊都市~最後の到着都市までの移動や観光の所要時間を見積もって日程を決める必要があります。
その際の留意点は次のとおりです。
■周遊で何か国、何都市を周るか(違う周遊ルート数案を考えておいた方がよい)。
■滞在国での観光プラン(周辺都市に日帰り郊外旅行を企画するのか)
■周遊間の移動手段(特典or自己手配の有償航空券?バスや鉄道?)
自分の場合、クロアチアはせいぜい3日くらいかなーなんて思ってました。
でも調べると、訪問したい都市が次々に見つかり、しかも移動手段がバスしかなかったり。
結局5都市の計6泊7日も必要なことが判明!!早まって予約しないでよかったです。
もっとも、特典航空券の仮予約はできますが、3日たったらマイルも空港諸税等経費も決済されます。払い戻し(取り消し)の際にマイルも一部取られるので要注意。
ANA国際線特典航空券は争奪戦!
以上の必要日数を計算し、仕事の有給休暇や休める時期との折り合いも見て、やっとこさ必要日数が2週間程度、日本発が7/20~25の間、日本着が8/2~8の間で空席が見つかればいいなーと悠長に構えてました。
そして便検索で大切なのが、東京発が早朝や夜にならないこと、見知らぬ異国の現地空港着が夜遅くにならないこと(治安が心配)、乗継便は1回に抑えること(何回もだと疲弊します)。
ルート案としては、今回の目玉クロアチア(ザグレブ空港)は外せない、そこからプラハ、ウイーン、ハンガリー、そして興味ある北欧(フィンランドやエストニア等)に足を伸ばして東京に帰国プランもいいなーなんて。
しかーし!特典航空券予約はそんなに甘くはなかった・・・。
ANA国際線特典航空券の予約開始は1年前なのですが、仕事の具体的なめどがつくのは、その年度が始まってから(4月)。
なので、4月に入り急いでルート計画を練って4/13(約3か月前)にANAウェブやコールセンターで空席検索したのですが。以上の条件に合う空席便がほぼ無し!!😨
やっとこさオペレーターに最新状況を検索してもらい、往路は成田発ポーランド航空(ワルシャワ経由)でザグレブ着が1席だけ7/24(水)にあるのが判明!!ふう~よかった・・・。
でも難題は復路。8/2~8と1週間程度の幅を持って検索しましたが、北欧どころか、欧州ど真ん中のスタアラハブ空港も軒並み東京帰国便は満席。
というか、一般席枠は余裕あるんでしょうが、特典航空券枠は1便につきわずか数席なので競争激化する訳です。
いろいろ経由地を変えて検索してもらい、ウィーン空港、デュッセルドルフ空港などハブ空港まではつながるのですが、そこを経由しての東京便ですら撃沈・・・。でも、粘って1つだけ、8/5(月)チューリッヒ空港発ーミュンヘン経由ー羽田着の空席が見つかり、ほっと一安心。
毎回経験してますが、特典航空券予約は綱渡りで冷や冷やします。でも見つかった時の快感は最高。
その結果がこちら。
【ANAマイルを使ったスターアライアンス東京発着便の概要】
■7/24(水)【ポーランド航空】成田発10:15-(ワルシャワ経由)-ザグレブ着17:20
■8/5(月)【スイス航空】チューリッヒ発19:30-(ミュンヘン経由【ANA】)-羽田着翌日15:50
必要マイル数:6万マイル
必要経費(空港諸税・燃油代等)30,680円 ※特典でもマイルの他に別途支払いが発生します。
特典航空券は「オープンジョー区間」の利用が可能で、往路到着都市(ザグレブ)と復路出発都市(チューリッヒ)が違ってもいいのです。その間の地上移動は自己手配でご自由にというスタンス。利用しない手はないです。
それと、疲弊しきった帰路の最後の長距離路線に安心のANA便が予約できたのは最高でした。
同時期に航空券予約サイトskyscannerで同じようなルートの航空券を検索したところ、往復で約30万円もかかることが判明!
つまり、今回のマイル単価は30万円÷6万マイル=1マイル5円の価値。
欧州路線はマイル単価がやはり高い、陸マイラーにはとってもお得です。
東欧周遊でどこを周るか
以上、東京発着の長距離路線はマイルの特典航空券を無事発券できました。
一方、ザグレブ~チューリッヒ間の都市移動はさらに特典航空券も発行とも思ったけどよい時間の便がなく、短距離路線は安いのでexpedeia等で有償自己手配をしました。
【東欧周遊のルートプラン(12泊14日)】
≪①クロアチア≫
■7/24【ザグレブ1泊】ザグレブ市内観光
■7/25(長距離バス移動:1時間50分)
【プリトヴィッツェ1泊】国立公園の湖散策
■7/26(長距離バス移動:4時間)
【スプリト1泊】ディオクレティアヌス宮殿等の観光
■7/27(高速フェリー移動:50分)
【フヴァル島1泊】ビーチ散策等
■7/28(高速フェリー移動:3時間15分)
【ドブロブニク2泊】旧市街・城壁散策
■7/29≪②モンテネグロ≫
世界遺産コトル日帰りツアー(観光バス)
■7/30 ドブロブニク・スルジ山散策
(ドブロブニク空港⇒プラハ空港(チェコ航空))
≪③チェコ≫
【プラハ4泊】
■7/31 プラハ旧市街散策(カレル広場)
■8/1 プラハ城周辺散策、クラシックコンサート鑑賞
■8/2 世界遺産チェスキークロムルフ日帰りツアー(観光バス)
■8/3 (プラハ空港⇒チューリッヒ空港(スイス航空))
≪④スイス≫
【チューリッヒ2泊】リマト川沿い散策(教会めぐり)
■8/4 世界遺産ユングフラウヨッホ日帰りツアー(観光バス+登山鉄道)
■8/5 チューリッヒ市内観光
(チューリッヒ空港⇒ミュンヘン空港(スイス航空))
前述の東京発着の路線予約の関係で、周遊スタートがザグレブ、ゴールがチューリッヒとなり、その間約2週間の行程で無駄のない都市移動と観光ルートプランを練りました。
現実的には、希望していたウィーン、ハンガリーやスロベニアは日数の関係で立ち寄れないことが判明、残念ですがまた今度。
クロアチアの都市間移動では長距離路線バスや高速フェリーが必要になり、前もって現地交通会社の公式サイトから予約し、QRコード付きチケットを紙印刷して持っていきました。
他の旅行ブログのノウハウを参照しながら、英語サイトなので試行錯誤しやっと予約しました。ただし人気路線なので、現地で発券できないと周遊旅行はその後の予定が詰まっているので目も当てられませんから。
主たる滞在都市が決まると、最後のプランニングは滞在都市から日帰りで名所観光(世界遺産等)は可能か調べます。
公共交通機関が不便な場所がほとんどなので、バスでの日帰りツアーが格安であるかが重要です。
その際いつも利用するのが、世界の現地ツアーのオンライン予約サイト「VELTRA」です。
今回は、モンテネグロのコトル、スイスのユングフラウヨッホ(アルプス)日帰りツアーで利用しました。
こうして、滞在都市の宿泊必要日数が割り出せ、やっと東欧周遊旅行の詳細な行程が完成しました!
今回の目玉は未知の国「クロアチア縦断」
90年代のユーゴスラビア内戦は悲惨でしたが、その後独立したクロアチアは「アドリア海の宝石」と称されるほど美しく復興を遂げました。
今回の東欧旅行はクロアチアに行きたくて計画したも同然。ぜひ主要な観光都市を回りたいもの。
ただし、アドリア海に面し南北に縦長な国土移動は、計画的に縦断するコース設定が不可欠です。
今回は、下記のように、北のザグレブから南のドブロブニクまでの縦断コースにしました。
都市移動の際に利用したのが、ヨーロッパを網羅する長距離バス予約サイト「Get My Bus」、フヴァル島移動の高速フェリー「Krilo社」「Jadrolinija社」です。そんなに料金高くないのでよいです。
【①首都:ザグレブ】
治安が比較的よいし、石畳で路面電車の中心地は東欧の風情たっぷりです。
【②国立公園:プリトビッツェ】
近年注目の人気スポット。写真を見て「ぜったいここに行きたい!」と決めました。
湖の透明度が高く、無数の小滝から流れ出す不思議な光景に息をのみます。
【③スプリト】
中心にディオクレティアヌス宮殿がそびえる港町。
【④フヴァル島】
ヨーロッパ人が避暑に訪れる有名観光地(日本人にはなじみ無いけど)。アドリア海が美しい
【⑤ドブロブニク】
城壁に囲まれた赤い屋根の港町は、かの「魔女の宅急便」の舞台と言われています。
キキが箒に載って縦横無尽に飛び交っていそうです。
ここも絶対こようと決めていた場所。
モンテネグロ(コトルなど)
ドブロブニクから日帰りツアーで行ける穴場の国。
コトルは、山と赤れんがの家々が美しく、まだ観光地化されていない素朴な場所です。
チェコ(プラハなど)
ドブロブニク空港から2時間足らずでプラハに到着できます。治安もまずまず。
【①首都:プラハ】
まさに東欧ムード満点。旧市街のシンボル「カレル広場」の教会時計台は重厚
【②チェスキークロムルフ】
プラハからバスで約3時間北上すると、自然に囲まれたかわいい城下町の世界遺産観光ができます。のどかです。
スイス(チューリッヒなど)
プラハ空港から1.5時間ほどでチューリッヒに到着。
【①チューリッヒ】
スイス最大の都市です。
街はきれい、人々は礼儀正しく、日本人が好きなわけです。ただし物価は超高い。
【②ユングフラウヨッホ】
スイスに来たら登山鉄道に乗ってアルプス雪山を見たい!ということで日帰りツアーに参加しました。
他の欧州諸国と違う景色とスケールに唖然。絶好の晴天で雪原が美しい。
まとめ
西欧と違う、どこかノスタルジックな雰囲気ただよう東欧は、日本人もあまりおらず穴場です。
ただし、日本からの長距離便の直行便はあまりなく、西欧のハブ空港乗り換えが多いので、旅行計画はよく練ってくださいね。
これから、東欧周遊のレポート記事をアップしていきますので、こうご期待!
【次頁】東欧周遊の空港・航空便レポート:役立つ注意点あり(東欧周遊一人旅②)
この記事は「欧州エリア・エコノミー往復6万マイル」の特典航空券を使った「東ヨーロッパ周遊一人旅(12泊14日(+機内泊1泊)」のレポートです。
2019年(令和元年)7月24日(水)~8月6日(火)まで、人生初の東欧諸国等4か国(クロアチア~モンテネグロ~チェコ~スイス)を満喫しました!
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