昨年2017年夏に初めて訪れた「パリ・シャルルドゴール空港(CDG)」。
「こんな空港もありか」と従来の固定概念を崩してくれるような空港でした。
自分が驚いたCDG空港の実際をレポートします。
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1.形状がまるでSF映画のよう
ANAマイルがたまり、スターアライアンスの特典航空券だったので、出入国はCDG空港の「ターミナル1」。JALなどはもっとにぎやかなターミナル2だそうです。
驚いたのが建物の形状。円筒形で中心が吹き抜け。なので方向感覚が分からなくなります(汗)。
巨大な中心部の吹き抜けには、透明な通路が縦横無尽に張り巡らされており、まさにSF映画のよう。
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2.トイレが無駄におしゃれ
往路で到着ロビーにほとんどトイレが見当たらず、案内板も目立たず、パリって仰々しい案内表示じゃなく洗練されてるんですよね~。これが逆に分かりずらい。
やっとのことで隅に見つけた、これがトイレ。日本はじめ多くの国ではトイレマークや「TOILET」表示が目立つようにありますが、CDGは一見して何のドアかわからない。
中に入るとまたびっくり仰天!ショッキングピンクとレッドのカラフルな個室ドア。日本のデパートでもこんな奇抜なおしゃれさはないですね。
小便器もこのショッキングのツートンカラー。日本だと、目の前の壁などの「きれいに使おう」など注意喚起の掲示物がべたべたありますが、一切なし。かえっておしゃれトイレだと、「汚しちゃだめ」って意識にならざるを得ません。
さらに驚いたのが、手洗い場。温風で手をかざすマークは見えますが、蛇口の下にシンクがない!
なんとシンクの堀がなく、壁際の排水溝までテーブルが若干の傾斜になっていて流れるしくみ。しかも真っ白なので、うがいをしたり、汚すのにためらいますね。手をかざすと上から温風。
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3.ハイテク設備も盛りだくさん
いたるところに大きなタッチパネルがあり、空港の案内が検索できます。日本の空港にもありますが文字だらけで読むのが面倒。でも、CDGは3Dのように館内が立体的な表示で、外国人にも分かりやすいユニバ^サルデザインになってます。
待合いすの脇にはコンセントが多数あり、スマホに困りません。おしゃれで分かりやすいポールですね。220Vなので、日本の100Vからの変換アダプターを差し込む必要あり。
スーツケースをピンクの透明シートでぐるぐる巻きにして、不正に開けられなくする有料サービスコーナーがあり。アフリカ系の旅行者が結構利用してました。
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4.ウェブチェックインも無人のセンサーチェック化
今回の欧州周遊旅行で利用したスターアライアンス特典航空券では、往路や移動のアシアナ航空、ターキッシュ航空などスターアライアンス加盟会社では「事前のウェブチェックイン」はできませんでした。
でも、復路では運よくCDG発ANA直行便が予約できたので、人生初の「ウェブチェックイン」をしてみました。
2階出発階のHALL1(フロアの隅っこ)にあるANAチェックインカウンターはやはり行列。でも、カウンターに寄る必要がありません。
ちなみに、その後LCCタイエアアジアのウェブチェックインを利用したのですが、チェックインカウンターをスルーできず紙のeチケットの提示が必要だったりと、結構面倒でした。ANAなどのレガシーキャリアとの違いでしょうか?
出発階の透明円筒形の通路エスカレーターの一つに「BOARD」表示があったので、エスカレータ入り口でスマホのEチケットのQRコードを表示し、センサー機で自分でかざします。
そしてエスカレーターでSF世界に上っていきます(笑)
ちなみに、各国によりチェックインから搭乗までの手順が違うようです。
【日本】
①チェックイン
②保安検査
③出国審査
④搭乗
【パリCDG】
①チェックイン
②出国審査
③搭乗口直前で保安検査
出国審査エリアに入る前に、2度目のQRコードのセンサー読み取りがありました。
出国審査の行列は長くなく、入国審査同様にほとんど待ちませんでした。大混雑のタイやトルコの空港とは大違いで楽。パスポートのみでスマホQRの提示は不要。現地人はほとんどが登録パスポートタッチのみで通過です。
免税店エリア。ここにCDGでは数少ないATMと両替所(トラベレックス)がひっそりとありました。
その後、すごく長い歩く歩道で搭乗口まで移動。なだらかに上がったり下がったりで遠近感が麻痺。そして、CDG空港での自分の位置もよくわからなくなります。
日本はじめ多くの国の空港とは違うのが、搭乗ゲート(ANAは50~58番)ごとに保安検査場があること。搭乗ゲートにかかわらず、日本は北や南ゲートごとに乗客を集約した保安検査場が設けられているのとは対照的です。
ここで荷物チェックと同時に、パスポートと3回目のスマホウェブチェックインQRコードの提示が求められます。
ここでは係の人がセンサーを当ててくれるのですが、自分のスマホはカバーシートが画面に貼ってあるため、なかなか読み取れず・・・。スマホ設定で画面を最も明るく再設定しなおしましたが結局だめ。あきらめたのか、係の人は通してくれました。
ただし、その後搭乗口前で待っていると、自分の名前を連呼するアナウンスが。最寄りのカウンターに行くと何やら英語で「パスポートの提示」を求めているよう。見せるとすぐOKとのこと。QRチェックのどこかでミスがあったのでしょうか?理由はよく分かりませんでした。
スマホQRでチェックインの場合、予め画面は最も明るい設定にするか、カバーシートを外しておくことをお勧めします。
結局、出国時に3回もスマホQRの照会が必要でした。日本や他国でも、事前ウェブチェックインの手続きってこんなに煩雑なのでしょうか?
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まとめ
このレポートは、ANA特典航空券欧州周遊の2017年7月23(日)~30日(日)(トルコ)、30日(日)~8月3日(木)(フランス)をもとに作成しています。
人生初のシャルルドゴール空港は、さすがパリならではの洗練された施設でした。
空港は各国のお国柄が垣間見れて、比べると面白いですね。
ただ、搭乗までの手順が国によって違うのは、紛らわしいですね。トルコの空港だと保安検査を2度も通らないと搭乗できなかったし。


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