庶民の自分に無縁だと思っていた、人生初の「スターアライアンス・ビジネスクラスで行く世界一周(17日間5か国)」の実現。
しかも、短中長距離路線の8区間全てでビジネスクラスを利用という贅沢。
まさにANAマイル様様で、これぞ陸マイラーの醍醐味です。
だって、通常航空券だったら総額100~200万円相当にもなるところ、たった12.5万マイルで行けたのですから(ただし、別途空港諸税や燃油代の約9万円はかかった)
今回は、そんな夢のような「ビジネスクラスの8区間」を独断のランキングにしてみました。
同じビジネスクラスでも、航空会社、路線などによって、クオリティがこんなにも違うなんて、正直驚きました。短期間にたくさん搭乗すると、その違いが明らかに分かりやすかったんですよね。
ただし、エコノミーに比べたら、もちろんどの区間も雲泥の差。
でも、同じスタアラ加盟航空会社の中で、同じくらい高額なビジネスを選ぶなら、より高い質のビジネスを利用したいですよね。
みなさんの参考になれば幸いです。
目次【ランキング】
1.ビジネスクラス評価のための予備知識2.第一位:ANA(NY~羽田)Bowing777-300ER
3.第二位:タイ国際航空(羽田~バンコク)Airbus330
4.第三位:タイ国際航空(バンコク~ドバイ)Airbus350-900
5.第四位:ポルトガル航空(カサブランカ~リスボン)Embraer190
6.第五位:ルフトハンザ航空(フランクフルト~ニューヨーク)AirbusA380-800
7.第六位:ルフトハンザ航空(リスボン~フランクフルト)AirbusA321
8.第七位:エジプト航空(ドバイ~カイロ)Airbus330-300
9.第八位:エジプト航空(カイロ~カサブランカ)Bowing737-800
10.参考:格付会社による「ビジネスクラス・ベスト10」
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1.ビジネスクラス評価のための予備知識
まず、オリジナルランキングの基礎になる、今夏の自分が回った世界一周で利用した路線(区間)、航空会社、機材、発着時間は次のとおりです。
マイ世界一周の搭乗行程概要
【今回の「世界一周」フライトの概要(全てビジネスクラス)】①7/22(アラブ首長国連邦へ)
10:35羽田-15:05バンコク(乗り換え)タイ国際航空TG683,AirbusA330
16:20バンコク-19:45ドバイ タイ国際航空TG517,Airbus350-900
②7/24(モロッコへ)
05:20ドバイ-07:00カイロ(乗り換え)エジプト航空MS911,Airbus330-300
08:00カイロ-12:20カサブランカ エジプト航空MS847,Bowing737-800
③7/29(ポルトガルへ)
16:35カサブランカ-18:15リスボン ポルトガル航空コードシェア便TP1443,Embraer190
④7/31(ドイツへ)
12:05リスボン-16:00フランクフルト ルフトハンザ航空LH1167,AirbusA321
⑤8/3(アメリカへ)
11:00フランクフルト-13:40ニューヨークJFK ルフトハンザ航空LH400,AirbusA380-800
⑥8/6-7(日本へ)
18:15ニューヨークJFK-翌日21:15羽田 ANA NH109,Bowing777-300ER
8区間(2乗り換え)、5途中降機、利用航空5社、総飛行時間49時間25分(17日の約408時間のうち約12%)、区間基本マイル(総距離)21,810、必要マイル12,500
参考:格付け会社による「航空会社ベスト3」とは
英国の航空サービス格付け会社「SKYTRAX」社の航空会社の総合評価トップ3は次のとおり。
【SKYTRAX社「2018ワールド・ベスト・エアライン(ファースト・ビジネス・エコノミー総合評価)】
①シンガポール航空
②カタール航空
③ANA
ANAが世界第三位とは大健闘ですね。オリジナルランキングでANAが何位に入るか、この後の記事をこうご期待!
今回の世界一周でもピカイチでしたが、さらに上位の2社を利用したことがないので、今後利用してみたいです。
ビジネスクラスのシートの種類
主に飛行距離により3種類が導入されています。
①通常のリクライニングシート(エコノミーより前後幅(ピッチ)は広くリクライニングも深い)
⇒短中距離路線
②クレイドル(ゆりかご)(フットレストを4段階調節できほぼ平らになるが、フルフラットにはならない)
⇒アジア中距離路線の一部など
③スタッガード(180度フルフラットのベッドになる)
⇒中長距離路線
機内泊がある場合はぜひ半個室となる最新のスタッガード席の路線を選びたいものです。
【スタッガードとは】
フルフラットシートで、好きな角度に調整できます。配置を互い違いにした配列を採用。どの席からでも直接通路に出ることができる、全席通路側スタイルです。
大型テーブルでパーソナルスペースもゆったり。読書灯、USBポート、ユニバーサル電源が付いており、オフィス環境も充実しています。
~ANA公式サイトより引用~


ちなみに、上記シート種類とともに、国際線は4つのシートクラスがあり、機材により導入クラスが違います(ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミー)。
【4クラス制】ボーイング777‐300ER、エアバスA380など
【3クラス制】ボーイング787-9、787‐8(通称ドリームライナー)など ※ファーストクラスなし
【2クラス制】その他の機種 ※ビジネス+エコノミー
憧れのスタッガードが導入されている機材は、ボーイング777‐300ER、787-9、787‐8、エアバスA380、350-900などです。
往復1区間のみで何社もの路線が就航している人気区間なら、スタッガードの社便を選ぶなどできますが、何区間も組む必要がある世界一周では路線が空いているかで精いっぱいで、その余裕がありませんでした。
その上、多くの陸マイラーは機材マニアの方が多いのに、自分はほとんど興味なし。
ただし、路線を組んでみて、最終的には中長距離路線の3便(タイ~ドバイ:A350-900、フランクフルト~NY:A380-800、NY~羽田:B777-300ER)でスタッガードでした。
他はクレイドル2便(羽田~バンコク:A330、ドバイ~カイロ:A350-300)、その他3便は通常のリクライニングシートでした。
ビジネスCの中でもフルフラットベッドになるスタッガードは、疲れがたまった体には本当にありがたかったです。
シート種類が分かれる「短・中・長距離」路線とは
飛行時間・飛行距離が長くなれば快適にすごせるようシートがハイスペックになるのは当然ですよね。
実際、短距離路線でスタッガードはありませんし。
ただし、飛行距離や時間によって「短・中・長距離」路線の基準が統一されているかと思いきや、いくらネットで検索しても明確な統一基準は出てきませんでした。
いくつかの断片的な情報をまとめるとこんな感じかと(明確な基準を知っている方はぜひご一報を)
【短・中・長距離路線の基準(日本発の飛行時間を基準とする場合)】
①短距離路線:2時間前後(韓国・中国など)
②長距離路線:10時間前後(欧州、北米、中南米など)
③中距離路線:その間の飛行時間(東南アジア、ハワイ、オセアニアなど)
上記は日本発を基準にしていますが、海外発の場合(例)中東~欧州路線は中距離、(例)欧州~北米路線は長距離扱いのようです。
今回のランキングでは短・中・長距離路線が混在しており、シート種類等が様々なため一概にランク付けが難しいですが、違いを加味してサービスや機内食なども含めて総合評価しています(あくまで主観ですが…)
機内食について
こちらもシート種類と同様に、飛行時間によって提供される回数や内容が違いますが、「量より質」、自分の味覚にあう味付けや盛り付けだったかを評価で重要視しました。
機内食配膳の統一基準もないようで、ネットを検索すると航空会社や路線により様々。ただし、まとめるとこんな配膳の現状らしいです。
【機内食配膳の基準】
①飛行時間2時間以内:1回の軽食(又はなし)
②飛行時間2~6時間:1回の食事
③飛行時間6時間以上:2回の食事(+軽食)
今回の8路線の機内食の実際
やはりダントツに素晴らしいのはANA(NY~羽田)(日本食)でしょう。
見た目も細やか&彩りがきれいもさることながら、旨味成分満載の奥深い味付けが日本人でよかったなーと。
軽食食べ放題(といってもラーメンなど立派な食事と同様ですが)もよい。
CAの配膳態度も笑顔&丁寧でよりおいしく感じさせます。
一方、外国便の機内食は、味付けと盛り付けが大雑把。CAもぶっきらぼう。
特にまずかったのは、タイ航空(バンコク~ドバイ)で、味付けが薬品っぽくて…
自分はグルメではないので、エコノミーの機内食もおいしくいただくタイプなのですが、この味付けは食べたことないくらい大外れ。
次にまずかったのは、エジプト航空(ドバイ~カイロ、カイロ~カサブランカ)。
違う2路線なのに、出てきた機内食はまったく同じで、しかもまずい。
概ね、中東やアフリカに近い路線は、香辛料のせいでしょうか?日本人の味覚にあわず味が単純だったです。
評判のよいルフトハンザ航空を期待していたのですが、盛り付けはいいのですが、味付けが単純で…
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反対に、おいしかった外国便は、タイ航空(羽田~バンコク)で、タイ郷土料理コースを選んだのですが、味付けがよかった。ベテランCAもいろいろ気を配ってくれました。
メニューに軽食(タイ風ラーメン等)も記載されており、今回の8路線の中で軽食食べ放題があったのは、ANAとタイ(バンコク路線)のみでした(といっても、ANAのようにタイ航空乗客は軽食を注文している人はほとんどいませんでした)。
同じタイ航空でも路線によりこうも違うとは驚きでした。
ポルトガル航空は短距離路線でぼろいコードシェア便でしたので、本格的な食事はなく期待していなかったのですが、意外にも軽食がおいしくて。
ソウルフードのエッグタルトとタラの燻製が絶品でした。
自分の席にメニューがあり、主食等をセレクトできたのは、タイ航空、ルフトハンザ航空、ANAのみでした(エジプト航空は中距離路線なのにメニュー表すらない)。
うち、ANAは、「今回のビジネスのお客様は少なく機内食に余裕がありますので、お好きなだけお召し上がり下さい」とのことで、デザートは希望したら全ての種類を配膳してくれました。
格付け会社による「ビジネスクラス機内食ベスト3」
SKYTRAX社による2018年の格付けでは次のとおり。
①オーストリア航空
②カタール航空
③ANA
ANAは機内食部門でも大健闘です。
私が感じた前述記事のとおり「おもてなし」が評価されているようです。
「ビジネスクラス・ランキング」の評価について
次の観点で5段階評価をします。
機材・設備(シートの広さ、快適さ、無料アメニティ、トイレなど)
機内食(盛り付け、おいしさ、創意工夫など)
サービス(CAの態度、清潔度など)
このポイントをもとにして、今回の世界一周で利用した8路線(5航空会社)を評価します。
以上の実情を考慮して、いよいよランキングの発表です!
この他、世界一周でのビジネスクラス利用のお役立ち情報は次をクリック。




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2.第一位:ANA(NY~羽田)Bowing777-300ER/長距離路線/14時間
【施設・設備】★★★★★
【機内食 】★★★★★
【サービス 】★★★★★
今回利用したビジネス8区間の中で、ダントツの快適さで1位です。
2-2-2で左右は交互配列です。
憧れのスタッガード席で窓際A席という半個室状態だったので、おひとり様の自分には人の目を気にしないのがよかったです。
他社のスタッガード席よりも、このボーイング777-300ERの席は肘掛幅が広いのか、ゆったり感があり使い勝手がよかったです。
何といっても、フルフラットでベッド状態になるシートが、世界一周の疲れがたまった体にはありがたかった。
付属の消耗品も高品質。ブランケットは他社はぺらぺらですが、ANAは寝袋にもなりそうなしっかりした生地。フルフラット用の敷布もありました。
無料アメニティポーチの中身も充実、スリッパに靴ベラ付属ってのもおもてなしの心ですね。
機内食は世界格付け第三位らしく、丁寧な盛り付けで繊細な味付け。和コースを選択しましたが、刺身も出るなど「和の宝石箱や~(彦摩呂風)」
間食食べ放題メニューにあった「野菜の格子柄パイ包み焼」が絶品でまるでレストランの味。洋メインコースの一品が間食に食べられるとは贅沢。ボリュームも結構なもの。
トイレには、なんとウォシュレットまで完備。他国にない日本の航空会社ならではのサービス。
そして、なんといってもCAの笑顔と丁寧な接客態度。とてもフレンドリーな若手CAが担当についてくれ、あまりの自分のはしゃぎぶりにたくさん対応していただき、降機時には手書きメッセージまでいただきました…
ANAビジネスクラスの詳細は、次の記事をご覧ください。

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3.第二位:タイ国際航空(羽田~バンコク)Airbus330/中距離路線/6時間35分
【施設・設備】★★★★☆
【機内食 】★★★★☆
【サービス 】★★★★☆
今時珍しい二階建てジャンボジェット機です。搭乗口から見えるドデカイお姿にテンションあがります。
ビジネスは1~2階ですが、自分は1階でした。2-2配列しかなく、幅狭な機内前方も広々感じました。最前方にファーストクラスが見えますね。
機内に2階への階段があるって不思議な感じがします。
席はクレイドルシートで、機内はタイ航空の高貴なシンボルカラーの紫で統一。
クレイドルなので180度リクライニングにはなりませんが、十分休めます。この画像がリクライニングマックス角度。
リモコンでリクライニング操作するのですが、ボタンが多くて最初は戸惑いました(汗)
アメニティポーチは「FURLA」(有名なブランドなのでしょうか?)。
機内食はタイ料理を選択。前菜のエビは下味がしっかりついていておいしかった。
メインはグリーンカレーもついていて、味付けも日本人好みでよかったのですが、見た目がローカル食堂っぽくてちょっと物足りなさも。
メニューには間食も掲載されていて、タイ風ラーメンがあり、タイ親子が機内真っ暗な中、麺をすする音と匂いが際立っていました。
タイ国際航空のビジネスCAはかなりベテランの男女クルーばかり。中でも偉そうな男性CAが全体を統括してるみたい。「軽食はいかが?」とさりげなく声かけしてくれたり、接客態度はよかったです。
タイ航空ビジネスCはシート肘掛やトイレに、紫の蘭?の花が置いてあったりして、華やかでよいですね。
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4.第三位:タイ国際航空(バンコク~ドバイ)Airbus350-900/中距離路線/6時間25分
【施設・設備】★★★★★
【機内食 】★☆☆☆☆
【サービス 】★★★☆☆
配列2-2-2のスタッガード席。ANAのボーイング777-300ERと左右2列が交互というのは同じですが、中央2席の肘掛が内側合わせと外側の1列ずつになっているのが違いますね。肘掛が外側2席の場合、連れがいるペアは間仕切りがないのでいいですが、他人一人ずつの場合はちょっときついですね。
こちらの便もタイ航空の紫カラーで統一、シックな雰囲気でよいです。ただし、同じスタッガード席でもANAのボーイング777-300ERより造りがきゃしゃな感じ、ライトなど付属設備も少なかったです。
画面下のスペースに足を延ばし、フルフラットシートになります。
こちらのリモコンは画面操作用。リクライニングボタンは肘掛についています。
アメニティポーチもありましたが、先の羽田~バンコク便でももらったからと放置してきました。海外のホテルに到着して初めてどのホテルにも歯ブラシ等がないのに気づき、中身だけでももらっておけばと反省しました。
どの航空会社の中長距離ビジネスC便でも、歯ブラシ等のアメニティグッズが無料サービスされるのかと思いきや、その後のエジプト航空では一切なし。なので、なおさらもらっておけばよかったと。
まずはウェルカムシャンパンサービス。お手拭きがCAからトングでつまんで渡されるのではなく、日本と同じ入れ物に置いてくれるのが、同じアジアでよいな~って。
この便、設備はよかったのですが、肝心な機内食が最悪…。メニューには2つから選択となっていたのですが、なぜか洋風サーモンの方はないとのことで、必然的に中東風メニューを。
前菜のパテは味がほとんどなし。
メインのシシケバブ風ライスは、肉は固いし、ソースの香辛料が味がなく薬品ぽくて、さすがの自分でもNG…。
デザートの上に乗っかったつぶつぶの正体もよくわからず、触感も微妙…。
同じタイ航空でも、先のバンコク行き便と違い、こちらドバイ行き便は軽食サービスがありませんでした。
こちらの便のみ、タイ航空機内でのフリーWIFIカードが配布されましたが、たった10MBなので動画接続はできず、LINEを表示するくらいで終了してしまいました。ただし、今回8区間のうち、この便だけのサービスでした。
バンコク行きCAと違い、中東系のCAが目立ち、接客態度もややドライ感が…
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5.第四位:ポルトガル航空コードシェア便(カサブランカ~リスボン)Embraer190/短距離路線/1時間40分
【施設・設備】★☆☆☆☆
【機内食 】★★★★☆
【サービス 】★★★★☆
飛行時間2時間足らずの短距離路線で、コードシェア便ということで、さほど期待していませんでした。
機材は古めかしく、2-2配列の国内線と同様で、ビジネスクラスは前2列(8席)のみ。といっても、エコノミーと間仕切りカーテンで区切られただけの同じ配列。
シートも古めかしい
ただし最前列だったので、足は延ばし放題。絨毯が汚れてますね。
残念な機材ですが、機内食(というか軽食)がピカイチ!ポルトガルのソウルフードのエッグタルトとタラの燻製は絶品。それまでの機内食が撃沈だっただけに、とてもおいしく感じたのです。(市中でもポルトガルは日本人好みの味でした)。
ベテラン女性のCAも、外国には珍しく笑顔の接客ときびきびした仕事ぶりで、とても好感がもてました。
ギャレーが目前だったので、CA同士のおしゃべり騒音が心配でしたが、他社と違い、比較的静かに待機していたのも好感度アップでした。
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6.第五位:ルフトハンザ航空(フランクフルト~ニューヨーク)AirbusA380-800/長距離路線/8時間40分
【施設・設備】★★★★☆
【機内食 】★★★☆☆
【サービス 】★★☆☆☆
ラウンジから見るAirbusA380-800
二階建てででかい、ジャンボ機
2-2-2配列のフルフラット席。ただし、前述のボーイング777-300ERやエアバス350-900と違い、左右2席は交互でなく隣同士の配列なので、個室感はありません。
前述で「スタッガード(交互配列)」にカウントしましたが、厳密には、スタッガードでなく、ただのフルフラットシートとなるようです。
ヨーロッパ系航空らしく、クッションがカラフル。
画面の真下に足延ばしスペースはなく、画面横下にあり、上記2便より幅狭感が否めない。肘掛スペースも狭い。
フルフラットシートにすると、少々体が斜めになる。
肘掛に収納されているサイドテーブルがとても引き出しずらかった。下にプッシュして取り出すのですが、全体重をかけて押してもなかなか出てこず、CAや隣の白人ビジネスマンに手伝ってもらうことも。
無料のアメニティは、ポーチでなく、おしゃれなエコバッグ。ルフトハンザのセンスが光っています。
機内食は見た目がカラフルで期待したのですが、味が大雑把で残念…
最も残念だったのが、担当CAの若い女性の接客態度。英語でぺらぺらと話しかけてくるので、最初にはっきりと拙い英語で「自分は英語ができません」と伝えると、しかめっ面でこちらを心配そうに見るばかり。
「何語ができますか?」と聞かれたので「日本語だけです」と答えると、さらに「無理だわ…」と落胆。
それを見ていた隣の白人ビジネスマンが「自分は少し日本語ができるのでお手伝いできますよ」と申し出てくれるも、そのCAは奥に引っ込んでしまいました…
国際線のCAであれば、どんな言語の乗客にも、笑顔で対応してほしいですよね。
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7.第六位:ルフトハンザ航空(リスボン~フランクフルト)AirbusA321/短距離路線/2時間55分
【施設・設備】★★☆☆☆
【機内食 】★★★☆☆
【サービス 】★★★☆☆
短距離路線のため3-3配列で国内線と同程度。エコノミーとの間仕切りカーテンがあるのみ。
エコノミーと同じ通常タイプのシート。ピッチはやや広いですが。
機内食は軽食と食事の中間くらいでしょうか。カラフルで上品な盛り付けで味はまずまず。
酒は苦手ですが、ドイツ行きということで、せっかくなのでビールをいただきました。
高級チョコレートのミニ箱詰めのサービスはうれしいですね。
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8.第七位:エジプト航空(ドバイ~カイロ)Airbus330-300/中距離路線/3時間40分
【施設・設備】★★☆☆☆
【機内食 】★☆☆☆☆
【サービス 】★☆☆☆☆
2-2-2配列のクレイドルシートです。ただし、タイ航空と違い旧式のシート。一応ビニルに入っているブランケットがよれよれ。
マックスに倒すとこの通り。ただし、横になるとフットレストの角度がやや急なようで、仰向けの体が反り返る感じがして寝心地が最悪でした。
機内食も残念で、パンが食べ放題な他は、エコノミーの食事とさほど変わらない感じ。
CAはベテラン女性と男性(というかおばさんとおじさん)。愛想がなく、就寝時にギャレーでのおしゃべりが騒がしい。
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9.第八位:エジプト航空(カイロ~カサブランカ)Bowing737-800/中距離路線/5時間20分
【施設・設備】★☆☆☆☆
【機内食 】★☆☆☆☆
【サービス 】★☆☆☆☆
5時間越えもの中距離路線ながら、2-2配列の国内線並みの狭さ。しかも普通のシートで疲れました。
事前座席指定ができなかったので、最前列のギャレー近く。画面は肘掛から引き出すタイプ。
リクライニングはつまみで調節するアナログタイプ
前の壁まで足を伸ばせるのはよかったのですが、前シートがないので小さな手荷物を前シートの下に置けず、自分の足元に置いておきました。
すると、おばさんCAが配膳をもってやってきて、隣のアラブ人客の配膳を運ぶのに邪魔そうに、おばさんCAは勝手に自分の手荷物を、通路反対側の空席に置いてしまうではありませんか。
そんなに邪魔な置き方はしておらず、少々嫌味に感じました。
機内食がさらに残念なことに、前のドバイ行き便と全く同じ内容でまずい。いくら同じエジプト航空といえども、違うビジネス路線で全く同じ機内食とは驚きました。
一番残念だったのは、搭乗終了間際まで隣の2席は空席で、こちらの席は自分と隣のアラブ人でふさがっていたので、おばさんCAに「隣の空席に移動してよいか」聞くと「搭乗終了してないので、もう少しお待ちください」とのことでした。
搭乗終了直前に、別席の白人男性が駆け込んできて、前の2席が空いているのを見て、おじさんCAに「ここに座ってよいか」と聞くと、CAはすぐに「どうぞ」とOKしていたことです。
CA同士の意思疎通不足と、白人客が優遇されている感じがして、不愉快でした。
しかも、こちらも就寝中にギャレーでCA同士の大きなおしゃべり声が客室に響いてうるさかったです。ANA以外の海外のCAは静かにしていることが少なかったのですが、特にエジプト航空CAの騒がしさが酷かったです。
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10.参考:格付会社による「ビジネスクラス・ベスト10」
【SKYTRAX社「2018年ワールド・ベスト・ビジネスクラス】
①カタール航空
②シンガポール航空
③ANA
④エミレーツ航空
⑤エティハド航空
⑥カンタス航空
⑦キャセイ・パシフィック航空
⑧ルフトハンザ航空
⑨ターキッシュ航空
⑩エバー航空
今回自分のオリジナルランキングと2社が重なります(③ANA、⑧ルフトハンザ航空)。
特にANAは世界格付けでも、自分のオリジナルランキングでも上位に入る結果になりました。
1位「カタール航空」では、いつでも好きな食事がオーダーできる、リネンのテーブルクロス、動画は3千チャンネル以上が売りとのこと。
2位「シンガポール航空」では、1-2-1配列でシート幅が71cmと超ワイドが売りとのこと。
3位「ANA」はシートの清潔さ、おもてなしの心が評価されたとのこと。
いつか全て制覇してみたいです。

(カタール航空のおしゃれなビジネスシート)
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