「電動自転車でパリ市内観光ツアー」で初めてのパリがぐっと身近に。

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海外旅行で初めての場所に行くとき、観光地の場所など地理感覚が分からなくて不安なことありませんか?

特に、団体ツアーでなく個人旅行の時、滞在期間は自力で観光するので、最初に広く浅く観光市街地全般が知れたらいいなとよく思うのです。

そんな時、現地オプショナルツアーの「ガイド付き自転車ツアー(半日程度)」は、ガイド付きで安心しながら観光地も巡り、地元民しか知らない穴場スポットや裏話、市民生活にも触れることができるので、ある程度その都市のことが知れて超おすすめです

今回は、貯まったマイルの特典航空券を利用して欧州周遊一人旅(トルコ~フランス)の際に、初めてのパリで自転車ツアーに参加してとても楽しかった体験をご紹介します。


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1.ガイド付き自転車ツアーの醍醐味とは?


私は今まで、タイ旅行の際、バンコクやチェンマイでも初日に自転車ツアーを体験し、その都市の地理や生活の概要を知れて役に立ったのです。でも全て英語ガイドだったので、理解できずアウェイ感がぬぐえず「日本語ガイドのツアーがあったらな」と痛感してました。

【折角の海外旅行、変わり種ツアーを体験しませんか?】自転車でバンコク市民生活に触れるツアー

そんな中、海外オプションツアーの総合検索サイト「VELTRA(ベルトラ)」で「日本語ガイド付き!地元っ子の目線で旅する【電動自転車でめぐるパリ市内観光】パリの隠れた魅力を発見」ツアーが目に留まり、早速申し込みました。

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自転車ツアーの醍醐味は、なんといってもその街の風を感じることができ、街の様子をじっくり目の当たりにできることです。観光バスツアーではそうはいきません。

また、少人数で自転車を通じて一緒に行動するので、参加者やガイドと連帯感が生まれるというか、とても仲良くなれることです。

このパリのツアーは、VELTRAパリ部門の満足度1位(★4.65評価)で、しかも料金も手ごろ価格(6千円台)。

催行会社は「パリ・チャームス・アンド・シークレッツ」という地元密着の会社でした。

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2.今回のパリ自転車ツアーの概要


【所要時間】約4.5時間(午前の部に参加)

【日本語ガイド】フランス人男性ゲイルさん

【集合場所】ヴァンドーム広場(オペラ座通りから入ったとこ)

【解散場所】マルシェ・サントノレ広場(ヴァンドーム広場から徒歩3分)

【サイクリングルート】セーヌ川沿いのスポットを中心に、パリ中心部を左回りに進むルート(約15km)
①パレ・ロワイヤル⇒②ルーブル美術館⇒③サン・ジェルマン地区(自転車下車)⇒④ラテン地区(自転車下車)⇒⑤パンテオン⇒⑥エッフェル塔⇒⑦コンコルド広場


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このツアーが大満足だったのは、なんといっても日本語ガイドのゲイルさんの人柄の良さ

フランス人でありながら、どこか日本のアキバ系にも通じる雰囲気(失礼!)や穏やかな謙虚さがあり、おやじギャグ連発でした。

なんでも、若いころに九州の天草で飲食店の手伝いをしていたそうで、奥様も日本人だそうです。
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参加者が大学院生の女子大生と自分の2名だけだったので、ゲイルさんに、市民生活やこんな時どうしたらよいか、パリ初心者の質問を日本語でどんどんして、丁寧に答えてくれた親密感がよかったです。英語ではこうはいきません。

道路でもはぐれることなく、安全管理をしっかりゲイルさんがしてくれてました。多い日は10名以上いるんだとか。丁度2~3名がいいですね、ラッキー!

ただし、ゲイルさんはこっそり「もうすぐ退社し、夢だった小学校教員に向けて勉強する」と言ってました。VELTRAの参加者感想を見ると、10月くらいにこのツアーの日本語ガイドがなくなり英語のみになったようで、滑り込みセーフといった感じです。

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3.ツアーの実際①【前半:ルーブル美術館を中心に】


前日の夜にパリ到着・宿泊し、この日7/31(月)のパリ観光は人生初。パリジャンは長い夏休み中でパリにはいないそうで、自動車渋滞もさほどでなく、いる人の多くは観光客ばかりとのこと。

モンパルナス付近のホテルのフロントに教えてもらった通り、初めてのパリ地下鉄をなんとか乗りついで、最寄りのピラミッド駅に到着。

スマホのグーグルマップを片手にオペラ座通り脇の路地を進み、集合場所のヴァンドーム広場に到着。ルイ14世の騎馬隊を最も美しく配置するために作られた広場。
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とても広い広場で、待ち合わせ場所の「地下駐車場入り口」が何個もあり、自転車ツアー参加者らしき外国人軍団もいて、どこか分からず途方に暮れていました。

よく見渡すと、日本人女性らしき人1名発見。声をかけてみると参加者とのことで、二人不安ながらも入り口らしき場所で待つと、集合時間の9時30分を過ぎてガイドのゲイルさん到着。もぉ~!

早速地下駐車場に降り、止めてあった自転車の割り振りと操作方法の説明。パリはそんなに坂道は多くないけど、体力のない女性・高齢者・子供には電動アシスト付きは嬉しいですね。

まずは「パレ・ロワイヤル」。ルイ17世が幼少期を過ごした王宮。今は高級なシャンパンですが、もともとは安いもので、この王宮でワインを偶然発泡させたらおいしくなったとのこと
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次にかの有名な「ルーブル美術館前の広場」へ。美術館の作品めぐりは丸1日かかるとのことで、今回は建物の外観のみ。
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荘厳な建築物の横にある、不思議なピラミッド型のオブジェ。建築するのに賛否両論があったそうだ。
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広場の奥に進もうとしたら進入禁止テープが敷かれてました。なんでも少し前に奥で不審物の爆発騒ぎがあったとのこと。少し待ったら解除されました。テロの脅威が感じられた瞬間でした。

美術館広場のゲートには、ジプシー風の女性2名が観光客に「アンケートお願い」と声をかけてました。ゲイルさんによると「あれはスリのグループなので気を付けて」とのこと。

建物の内側にひっそりと埋め込まれたパネルに「ルーブルの電気工事は”東芝”が行いました」と記載が。見過ごしてしまいそうなこれもゲイルさんが教えてくれました。やるな日本!
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パリの自転車はほぼ自動車扱いなので、車道の隅を勢いよく走ります。赤信号の停車も車道。この画像にあるように車と車の間で待機。ゲイルさんがいなかったら不安です。結局、パリの交通ルールが今一つわかりませんでした。
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セーヌ川右岸をシテ島方面に進み、「ノートルダム大聖堂」が。ここはルートに入ってませんが、見たことないといった自分のリクエストにゲイルさんが答えてくれたのでした。
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4.ツアーの実際②【中盤:サン・ジェルマン地区を中心に】


セーヌ川左岸に渡り、知的で最もパリらしい地区に入ります。路地裏に名所がありパリらしい町並み。

カルチェラタン地区の路地裏にひっそり開けた場所が。普通の公園に見えますが、最古のコロッセウムだったとか。入口の名残が見えますが埋め立てられています。こんな場所気づかないですよね。
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路地裏を進むと、パリの進学校の横に古い修道院(SAN ESPRIT)があり、見学しました。観光客誰もいない穴場で、静かな厳かな雰囲気に包まれました。
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現在も使われているシスターたちの食堂
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路地を少し進むと、ヘミングウェイが住んだアパートも。

パンテオン」はルイ15世の病気回復を祝って建てられたもの。
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このような石畳の狭い路地をすいすい進みます。まさに気分はパリジャン。
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5.ツアーの実際③【後半:エッフェル塔を中心に】


ここは国立憲兵院だったっけか?
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やっとこさエッフェル塔に到着。ふもとの広場にはひっきりなしに中国人を乗せた格好バスが停車し、バシャバシャ写真撮影してました。
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セーヌ川右岸に再びわたり、街路樹がすがすがしい自転車専用道路を爆走、電動アシストですーいすい。

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コンコルド広場」はルイ16世やマリーアントワネットが処刑されたところ。中央には古代エジプトのオベリスク(塔)そびえたち、トルコ旅行時にイスタンブールのブルーモスク広場にもあったなと思い出す。

たしか、オベリスクを折って移転することは征服の象徴で高いほど権力の現れだったかな。
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あっという間にマルシェ・サントノレ広場に到着。広場地下の駐車場に自転車を返却し、ゲイルさんとお別れ。

ちょうどお昼だったので、仲良くなった参加者の方とゲイルさんおすすめの広場前のビストロ「LE RUBIS」で肉コースランチを注文。
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パリってレストランどころか、街角のカフェもこじゃれてて、おひとり様では近づきがたい。やっと本場のフランス家庭料理を堪能。デザートつけて約3300円なり。地元民に愛される店なので、これでも安い方です。パリの物価は高い。
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5.まとめ


このレポートは、ANA特典航空券欧州周遊の2017年7月23(日)~30日(日)(トルコ)、30日(日)~8月3日(木)(フランス)をもとに作成しています。

今回の日本語ガイド付き自転車ツアーは大正解。自転車で地理感覚がつかめたおかげで、その日のツアー解散後の午後は、地図を片手に自分で地下鉄を乗り継ぎ、オペラ座、サクラクレール寺院、凱旋門とシャンゼリゼ通りを無事散策することができました。

それにしても、自転車ツアーなど体験型アクティビティの多くは、白人向け(英語ガイド)のものばかり。日本人って体験型の活動って好まないのかな?自分が英語ができれば一緒に楽しめるんだけど・・・

初めての観光地ではぜひ、自転車ツアー(できれば日本語ガイド)を体験してみてはいかが?

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