【あるある】海外一人旅のアクシデントを恥ずかしながら暴露します【トルコ紀行③:楽天的なカッパドキア~パムッカレ~エフェス編】

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一人旅はトラブルがつきもの。連れがいない分、誰にも相談できずその場で自分の判断力が試されることも。
自分はいい年のおっさんですが、特に初めて行く海外の国は、言葉も通じず、文化も違うとなると、アクシデント勃発した時心臓バクバクです(汗)。でも、それが後になっていい思い出や笑い話になったりして。

今回は、ANAマイル特典航空券で初めて訪れた「トルコ」で起こったアクシデントをご紹介します。

海外旅行経験者の中には、「これよくあるよ」なんて同感する方もいるかもしれませんね。

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出発便が大幅な遅れ!トルコ到着は大丈夫?


往路は羽田からアシアナ航空でソウル(仁川空港)経由便でイスタンブールまでの特典航空券でした。仁川空港乗継便への搭乗までは定刻どおりだったのですが、いざ離陸時間を過ぎても一向に飛び立とうとしない。

そのうち、パイロットが雑音まじりの早口英語で事情らしきことをアナウンスし、その後、ハングル語で説明があると、機内乗客から「あ~、え~」なんていう落胆の声とざわめきが・・・。

自分は英語もハングルもぜーんぜんわからないので、ただ時がたつのを待ちました。その後、何十分たっても一向にアナウンスがなく、ご機嫌取り(だと思う)にトルティーヤとスリッパを配り始めたキャビンクルーに拙い英語で質問。クルーのお姉さんは英語で「空港に中国系の飛行機が多数渋滞していて、本機は飛び立てず3時間遅れの予定です」らしきことを返答。

なに~「3時間も機内に缶詰め?」。しかも中国機とは迷惑な話。空港でディレイのアナウンスがあれば、広い仁川空港でいくらでも時間が潰せたのですが、離陸体制直前の着席した狭い機内で待機とは、旅の出発がほんとついてないな~って心配でした。

ま、映画を見てつぶし(日本語少なし)、機内食(プルコギ、韓国系ですね~)で時間をつぶし、幸い、シート極狭・娯楽・機内食が一切ないLCCじゃなくてよかった。結局イスタンブール到着は3時間遅れのまま。ツアー会社の送迎が空港にとどまっているか不安でしたが、送迎あんちゃん曰く「いろんな便の客を待ってるから、こんな遅延日常茶飯事だよ」ってことで一安心。
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白人夫婦乗客のわがままで、自分の席がビジネスクラスにグレードアップ!?


ターキッシュエアラインズの国内線を使って、イスタンブールからカイセリ空港へ向かう便でのこと。自分はぎりぎりまで搭乗口前で時間をつぶし、最後に乗り込むのですが、搭乗券の自分のエコノミー番号席にすでに白人のおばさんが座っていたのです

拙い英語で「そこは私の席では?」と言うと、その白人BBAは悪びれる様子もなく「前方の席で予約したけど、旦那がこの隣の席で夫婦ばらばらになってるから、隣の席に変更してねってカウンターで言ってあるんだけど」って開き直り

仕方ないので、狭い通路に突っ立ったまま、他のすれ違う乗客に邪魔者扱いされながら、ひたすらクルーを待ち事情を説明。クルーの姉ちゃんは謝ることもなく、指で「こっち」の合図を私にし前方席へ連れてきて、「あなたこの席」といわんばかりに指さして行ってしまいました。こんなの聞いてないよ~!

そこで仰天!前方の席って、ビジネスクラスでした!国際線ほどではないけど、ゆったり席、クッションあり、豪華なコース朝食付き。
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まあ、自分は悪くないのにちょっぴり嫌な思いしたので、これくらいで許す(笑)。白人ってつくづく理屈屋で自己中だなって痛感しました。ただし、これはラッキーなハプニングでしたが。


ツアー予約は「ホテル夕食なし」だったんだけど~


カッパドキア初日を終えて夕食時のこと。自分はトルコ周遊5泊6日ツアーで行動していたんで(といっても、テロの影響で日本人観光客激減し、自分一人しかおらず、格安でプライベートツアー扱い)、ホテルも含まれていたんです。

このホテルが洞窟を掘って作ったカッパドキアならではの「洞窟ホテル」で、今までの中で最高のホテルだったのですが、予約内容と異なる点が・・・。

ホテルの詳細は、前記事数あるトルコの名所の中で私が選ぶベスト1はここだ!【トルコ紀行①】を参照してください。
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予約では「夕食なし」プランだったので、格安に済ませようと最寄のユルギャップの町のスーパーへ徒歩で買い出しし、カップラーメンの予定でした。買い物から帰ると遅く夜9時近くになり、レセプションを抜けて部屋に戻ろうとすると、ベルボーイが「あなたの夕食がレストランに用意してあります」とのこと。

行ってみると、ポツンと「ケバブコース料理」が用意されてました。私が帰ってくるまで待っていてくれたみたい。夕食なしプランとも言い出せず、明日のチェックアウトで別途請求されたら嫌だなと思いましたが、ありがたく頂戴することに。

幸い、翌日のチェックアウトでは何事もありませんでした(汗)。ホテルの勘違いかもしれませんが、これもうれしいアクシデントでした。


都市間を移動する夜行長距離バスの乗り換え、聞いてないよ~!


カッパドキアから次の観光地「パムッカレ」への移動は公共の乗り合いの「長距離夜行バス」での唯一の移動でした。

トルコ周遊5泊6日ツアーは、現地オプショナルツアーでおなじみの「VELTRA」から予約。至れり尽くせりのツアーでなく、移動のチケット手配はしてくれるけど、移動自体はガイドなしの自力でした。ツアーとバックパックの旅の中間みたいな感じ。

このオプショナルツアーの詳細は、別の記事トルコの広大な周遊旅行は、現地オプショナルツアーがおすすめを参照してください。

カッパドキアの狭いバスターミナルには、各社の行き先多数の長距離バスがずらり。カッパドキア観光の日本語ガイドのアリさんに、「どれに乗って、どこで乗り換えるか」しっかり聞いておいたつもりなのですが、いざ一人で探すと、該当バスが見当たらない。

アリさん曰く「カッパドキア出発したら、次のバス停で『パムッカレ行き』に乗り換え1回」ということでしたが、当初のVELTRA予約表を見ると「パムッカレ近くの『デニズリ』というバスターミナルで1回乗り換え」との記載。両者の違いに戸惑い、アリさんに確認するも「わからない」との回答。

アリさんと別れ、悶々としたまま、21時発のバス会社「ネブレシェル」のバスのはずですが、21時発のボンネット表示には「イスタンブール行き」しかない。周囲の外国人観光客も動揺しているようで、パムッカレに行く予定という「北京からのバックパッカー中国女子2人組」が英語で仏頂面の運転手に尋ね、やっとこのバスでよいことを確認でき乗車。
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次のバス停は町の路肩で違うようで、3つ目くらいで大きな「オトガル」というバスターミナルに到着。どうやら、ここで運転手は休憩し、我々は「パムッカレ行き」の別のバスに乗り換えるらしい。

ずらりと並ぶバス行き先を探すも「パムッカレ行き」表示はなく動揺していると、さっきの中国女子が「これみたいよ」と教えてくれ、ネブレシェル社の別の「デニズリ、他、行き」というバスに乗り換えられました。
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そして、10時間近く同じバスに揺られ、到着したのは、巨大なバスターミナル「デニズリ」。長距離バスの中には男性のアテンダントが付いているのですが、事前に我々乗客に行き先を確認するも、その場についても何のアナウンスもなし、教えてくれることもなし(汗)。同乗していた中国女子が窓の外から「ここで降りる!」というジェスチャしてくれたおかげで、慌てて降車することができました。

現地トルコおっちゃんの速足ナビを先頭に、外国人観光客数名が後に続いてしばらくターミナル内を歩く。空港みたいに巨大。しかし、その足の速さについていけず迷ってしまい、間違えて他の出口を出ようとした時、またしても中国女子が「ヘイ!こっちこっち」と呼びに来てくれました(汗)
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やっとのことで、乗り換え完了。小さな現地旅行会社のミニバスでした。そして、パムッカレ村の旅行会社オフィスになんとか到着できました。バックパック的な個人旅行をするんだったら、つくづく英語力が必要だなって思いました。今回、いろいろ教えてくれた「中国女子」がいなかったら、どうなっていたことか・・・

結局、日本語ガイドや、VELTRA(seyba travel)予約表にあった「乗り換え1回」は全くの間違いで、実際は「2回」も乗り換えが必要でした(涙)。


パムッカレの現地旅行会社がいい加減


やっとのことで早朝に着いたパムッカレ村の「モンスター・トリップ」という小さな現地旅行会社。VELTRAからイスタンブールの旅行代理店seyba travel、そしてそこから観光地各地の小さな現地旅行会社に依頼されているようです。

VELTRA乗客(自分一人ですが)以外も、多国籍の他ルートの乗り合いミニバス扱いだったらしく、さっきお世話になったバックパッカー中国女子2人組も一緒でした。彼女たちはこの会社で自力で次の行き先プランを予約してたみたいですが。

ただし、自分の場合、VELTRA予約表には「パムッカレツアーが始まる朝数時間は、近所のホテルでデイユース(数時間)のステイ予約、朝食予約込み」となっていました。
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夜行バスはなかなか寝付けず、早朝到着後にすぐにホテルで数時間でも休みたかったのですが、この会社の人が一向に自分に対して動き出す気配なし。他国の観光客プランの予約対応で手いっぱいって感じ。

他の客の手配が終わり、社長らしき豪快なトルコおやじがやっと自分に対して「ヘイ、ブラザー!あんたはどうするんだい?」って英語で話しかけてきたので、「デイユースのホテル予約が入ってると思うけど」と伝えると、妙な表情になり、後ろの棚から分厚いファイルを取り出してきました。

資料を1ページずつめくりおっちゃんが確認していくと、「もしかして、これのことかい?」って、自分のホテル送迎予約表(おそらくseyba travelからの依頼表)を見つけ、「あんたの予約バウチャー券を見せてほしい」と言われました。

そんなものもらってないので、seyba travelとのメールのやりとりの紙を見せると、seybaの担当者のローマ字の名前におっちゃんピンときたらしく、「おお、〇〇さんからの予約ね。わかったわかった」といって、送迎の車をやっと手配してくれました。早朝のオフィス到着から1時間以上も経過してしまいました(汗)

心配だったので、seyba travel24時間緊急日本語コールに電話しました。早朝だったので、担当者の日本人女性の方は寝起きだったと思いますが、丁寧に対応してくれ、モンスター旅行会社担当とも電話で話してくれました。現地ツアーは24時間日本語対応が本当に安心します。女性担当者曰く「きちんと依頼してあったのに、しょうがないですね」と苦笑いしていたようでした。

現地の田舎の旅行会社は、ほんとマイペース、しかもトルコ人なのでさらにマイペース。忘れっぽいのはご愛嬌でしょうか。


トイレに行っている間に、ツアーバスに置き去りにされた


パムッカレツアーは、さきのモンスター・トリップ社のミニバスと英語ガイドのおっちゃん。本当は日本語ガイドがよかったのだけれど、パムッカレとエフェスツアー2日間は英語ガイドのみ(このあたりには日本語ガイドが少ないらしい)。中学英語程度しかない自分にとっては、専門的な歴史英語はわからんちん(爆)。

ミニバスツアーには、中国人、香港人、ロシア人、タイ人など10名程度の英語がわかる個人旅行客ばかり。英語がわからん自分、アウェー感満載。英語ガイドのおっちゃんも、自分には面倒臭そうな顔してた。
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午前の観光を終えて、レストランの昼食をみんなで済ませて、自分は出発前にトイレに行きました。テーブルに戻るともぬけの殻・・・。誰もおらず、自分を残してミニバスで出発してしまった後でした(涙)。

英語ができない日本人一人だからって、そんなに存在感薄かったのでしょうか?日本だったら、ガイドが人員確認して出発が当たり前ですが、トルコでは当たり前ではないようです。または、英語ガイドのおっちゃんに、自分が舐められていたか・・・。参加者のだれかが教えてくれてもよさそうですが・・・。

慌ててレストランの人に伝え、幸いモンスター社の別の運転手がここで食事中だったらしくバスに連絡をとってくれ、自分のミニバスが引き返してきました。ただし、英語ガイドも他の観光客も、次の場所見学のためもう乗ってませんでした。運転手は面倒くさそうな顔で謝りもしなかったです。

遅れて着いた後、英語ガイドのおっちゃんが「ごめん、ごめん」みたいに、軽く謝ってきました。


クシャダスの三ツ星ホテルでさんざんな目に


パムッカレを後にし、次のツアー目的地は「エフェス遺跡」でした。ツアーに含まれた、最寄のエーゲ海沿岸の都市クシャダスのホテル「ロイヤルパレスホテル」に宿泊した時のことです。
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チェックイン後、ベルボーイが部屋まで案内してくれ、セーフティボックス(部屋の金庫)の使い方を教えてほしいとお願いしました。

金庫のふたの裏の電池ボックスが壊れているのか、電池切れなのかでベルボーイが何度やっても使えませんでした。そして、「お客様、電池をすぐにとってきますのでお待ちください」と言い残し、部屋から急いで出ていきました。

でも15分近くまってもやってきません。金庫をよく見ると、暗証番号プッシュ式でなく、鍵式なので、電池交換の意味があるのか?鍵を持ってくればよいだけの話ではないのかと思いましたが、催促するのが面倒だったので、金庫を利用しませんでした。結局、翌日チェックアウトまで、一回もそのボーイは現れませんでした。「ばっくれた」というのでしょうか。

夜に部屋のシャワーを浴びようとシャワーブースに入ると、手すりが取れかかっていてオンボロで嫌な予感が。案の定お湯のノズルをひねっても、出てくるのは冷たい水だけ・・・。エーゲ海沿岸といっても、トルコは日中暑くても夜は冷えるのです。
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フロントに苦情コールしようと思いましたが、夜中だったので、荷物を広げた部屋を変えてと言われても面倒だったので止めました。でも、一日中ツアーで汗だくだったので、仕方なく「ひえ~!」っと絶叫しながら冷水シャワーを浴びましたが、幸い風邪をひきませんでした。翌日朝はぬるま湯がかろうじて出ました。

これで「三ツ星ホテル」とは・・・。もっとも口コミ評価は低いホテルのようでした。


まとめ


トルコ周遊旅行は、毎日次から次へと何かしらのアクシデントがつきものでした。今回記事にしたのは、田舎のツアー中の出来事です。

トルコ人の良く言えば「おおらかさ」、悪く言えば「いい加減さ」、これを目の当たりにできるのも、一人旅の醍醐味かなと思っています。

そして、「しょうがないな~」と楽天的に割り切ることも必要な、そんな旅行でした。だから今、面倒だったけど忘れがたい思い出として、楽しく記事にかけるんでしょうね。

ただし、旅程がめちゃくちゃになったり、危ない目にあったら、そんなこと言ってられませんね。

周遊旅行の後半「イスタンブール」は、もっと犯罪的なアクシデントに巻き込まれてしまったのです。詳しくは、次の記事「【あぶね~】海外一人旅のアクシデントを恥ずかしながら暴露します【トルコ紀行④:犯罪多いイスタンブール編】をご覧ください(近日アップ予定)。

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