モロッコ・ONCF鉄道でフェズからカサブランカ空港への行き方(マイルで世界一周旅行記⑲:モロッコ編⑯)

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モロッコ旅行記第17弾

5泊6日のモロッコ旅行最終日(2018.7.29)

滞在先のフェズからONCF鉄道にのり、カサブランカ空港に戻り、世界一周旅行3か国目のポルトガルに向かいました。

初日の空港からマラケッシュまでの往路でONCF鉄道はやや慣れていたのですが、今回もハプニングがありました。

ONCF鉄道について、事前にネットで調べておいたのですが、往路のマラケッシュまでは比較的記事があるのですが、復路のフェズからがほとんどなく、行き当たりばったりの鉄道の旅になりました。

フェズから空港まで鉄道を利用される方の参考になれば幸いです。


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1.ONCF鉄道(フェズ~空港)の概要


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フェズ駅発のローカル線で、メクネスやラバトを通過し、往路と同様にカサ・ボヤージュ駅で空港線に乗り換えてカサブランカ空港駅に到着するルートです。今回も一等車の乗車券を購入しました。

発車時刻】
■フェズ発8:30~カサ・ボヤージュ駅着13:10(4時間40分)
※往路カサ・ボヤージュ駅~カサブランカ駅まで3時間ちょっとだったので、同じくらいの距離でもこちらの方がかかりますね。

■カサ・ボヤージュ駅発13:26~~カサブランカ空港駅14:10(約40分)

【フェズ~空港までの運賃】
■一等車:カサ・ボヤージュ駅まで174MAD+空港駅まで64MAD=片道計238MAD(約2850円)
※往路(マラケッシュまで)よりも26MAD(約300円)高めですね


往路(空港~マラケッシュ)の記事はこちらをどうぞ。

モロッコ・ONCF鉄道でカサブランカ空港からマラケッシュへの行き方PART1(マイルで世界一周旅行記⑥:モロッコ編③)

モロッコ・ONCF鉄道でカサブランカ空港からマラケッシュへの行き方PART2(マイルで世界一周旅行記⑦:モロッコ編④)

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2.フェズ駅を出発するまで


フェズのリアド(昔の邸宅を改造した宿)に宿泊したのですが、前日に宿の女性スタッフに復路の電車の時刻を調べてもらいました。

なにせ、事前のネット調べでは全くフェズ発の時刻が見つからなかったものですから。

ONCFの公式HPはありますが、フランス語なので、読めません(汗)

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8時30分にフェズ駅発(次便は数時間後)だと分かり、タクシーで宿近くから15分かかるため、宿を7:45には出ることにしました。

なので、8時以降しか朝食が出せないところ、7:15~:30分に簡単な朝食を早めて出してもらうよう、その前日にお願いしておきました。

しかし、翌日の早朝にリアドのホールにいっても真っ暗で、奥から男性スタッフが眠そうに目をこすりながら出てきました。

前日に女性スタッフに朝食をお願いしていた旨を伝えるも「聞いていない」の一点張り。その人、自分を可哀そうと思ったのか、厨房の奥に引っ込み、ありったけのパンケーキやフルーツを紙袋に詰めて持たせてくれました。結構親切な人。

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アクシデントに焦りながら、宿近くのタクシーロータリー広場に着き、すぐに乗車しました。

マラケッシュのクリーム色のタクシーとは違い、フェズは真っ赤で、上に黄色で「petti taxi(プチタクシー)」と表示されています。

マラケッシュのぼったくり運転手とは大違いで、最初からタクシーメーターをつけてくれ、ルートもごまかさず最短で(自分、乗車中にはGoogle mapでルートチェックします)、料金もたった8DH(約100円)だったので、10DH札を出し、おつりはチップだよとあげました。

フェズ駅舎はハイソな感じがして、ご綺麗さが気に入りました(マラケッシュ駅よりも)。

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駅舎内はほんと広い。早速、リアドで持たせてくれたパンケーキやフルーツをベンチでほおばることに。

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ここでも券売機は使い方がよく分からないので、有人窓口で購入することに。JRのビュープラザのように部屋として独立していていくつかカウンターがあり、購入もスムーズでした。

ただし、往路(空港からマラケッシュまで)では、乗り換えも含めて空港駅の窓口で1枚の切符の発券だけで済みましたが、復路のフェズ駅では、乗り換えのカサ・ボヤージュ駅までの切符しか購入できず、カサ・ボヤージュ駅で空港駅までの切符を購入してくださいとのこと。


空港に戻るには、フェズ駅から「マラケッシュ行き」に乗ります。往路もマラケッシュ行きだったのですが、乗換駅のカサ・ボヤージュ駅を起点に、往路が西側のルート、復路が東側のルートが同じローカル線でつながっているんだと、初めてここで認識できました。

ホームの標識で「8:30発マラケッシュ行」で間違いないと確認します。

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一等車に乗り込みます。

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これで、時間通りに空港に戻れると思ったのですが…ハプニングが。

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3.コンパートメントの座席の詳細


乗換駅のカサ・ボヤージュ駅まで4時間半もの電車の旅。

日本では想像つきませんよね。

長旅にはトイレが不可欠ですが、この通り、一等車のぼっとんトイレも綺麗とはいえません。二等車のトイレは見るも無残・・・

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便座に座る必要のある大便時や女性は使うのがはばかられるでしょうね。だから自分、熱中症にならない程度に乗車中は水分補給をセーブ。

今回は先頭2両が一等車で、1号車の中には10個のコンパートメントがあり、1つのコンパートメントには3シート×2=6席あります。

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アームレストが上げられ、ふかふかシートなので快適です。

エアコンが出る溝が窓の淵にあり、ジュースが置けるミニテーブルもあります。なんだか昔の日本のローカル電車みたい。

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エアコン強弱のつまみも一応ありますが、途中、ほとんど利かなくなったりしたので、あまり意味ないかも

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座席上にはパイプ棚があり、スーツケースが乗せられます。

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往路では、コンパートメントが指定席になっているのを知らず恥をかいたので、今回は切符に記載の「コンパートメントNo6の66番シート」をよく確認の上、座りました(座席の上のパイプ棚に番号表示があるのを初めて知りました)。

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ちなみに、コンパートメント内はエアコンが効きすぎたり効かなかったり時間によってむらがあったので、体温調節のために「自転車用レッグウォーマー、アームウォーマー」が大変重宝しました。

このグッズ、かさばる長袖長ズボンに履き替えなくても簡単に着脱可能で、飛行機搭乗中に使っているものです。

飛行機搭乗中の防寒対策おすすめグッズは意外なアレだった(夏編)

各座席上にはライトがあったのですが、スイッチを押しても全く反応せず。故障中のようです。

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長時間の乗車中に、車掌が2回ほど切符を切りにきました。違反すれば罰金とのこと。

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4.途中で電車が地元若者ヤンキー軍団に襲撃されるアクシデントが!


退屈で仕方ないかと思いきや、慣れない異国の電車で興奮していたのと、アクシデントやらで時間がたつのが早く感じました。

見渡す限りの荒野。たまに立ち寄る地方の小さな駅の周辺は、土壁で作られた小さな家々の集落。

途中の荒野では、自転車の速度より遅いんじゃないかと思うくらい、のろのろ運転が続いたり。

そして、田舎のスラムっぽい場所を通過しようとした時、突然電車が止まってしまいました。

窓の外を見ると、車掌のようなモロッコ人おっさんが、鉄パイプを持って何かを追いかけている様子が目に入りました。

さらに、別の援軍のおっさんも、後を追いかけ始めました。

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廊下に出てみると、乗客も廊下に出て、窓の外にくぎ付けで物々しい雰囲気

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そして、のろのろと動き始めると、10名近くの地元若者ヤンキー軍団(中高生くらい)が、電車に何かを投げつけたり、飛び乗ろうとしているのが目に入りました。さっきの車掌のおっさん達も応戦している様子

目の前をヤンキー軍団が通過したのですが、怖くてシャッター押せませんでした。だから遠目越しにパチリ。

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こりゃ、窓ガラスが割られたり、バスジャックならぬ「電車ジャック」されたらどうしようと不安が頭をよぎるも、30分近く停車やのろのろ運転をした結果、やっとヤンキー軍団を追っ払えたようでした。

こんなことが、モロッコの電車では日常茶飯事なんでしょうか?

このアクシデントで電車が不通にならなくて本当によかったと思いました。ここで空港の出発便に間に合わなければ、その後の世界一周の続きが台無しになるところでしたから。

まあ、このようなアクシデントが新興国の旅行の醍醐味であり、後になると忘れがたい思い出の一つになるので、良しとします。

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5.自分のコンパートメントだけ母子乗客で大混雑


往路でも見かけましたが、男性乗客は女性や子供の乗客に席を譲ったり、母子がよい座席にまとまれるよう座席を交換してあげたり、女性や子供が優先のマナーのようです。イスラムの教えなのでしょうか。

復路のフェズ駅での自分のコンパートメントの乗客は、窓際が自分と向かいは白人系のおばさん。自分の隣にはモロッコ人の母親と向かいには幼児2名でした。

なので、幼児も日本と同様に幼児料金で座席指定をしているんだと思っていました。

途中から空いている席に若い男性客が乗ってきました。

カサ・ボヤージュ駅に近づくと、別のコンパートメントに座っていた別の母2人幼児3人が移ってきて、その男性客と交渉を始めました。

すぐに男性は別の部屋に行き、空いた席にその母子5名が座り、大混雑。

結局、自分のコンパートメント6席のうち、自分と白人おばさんを除く4席に、最初に座っていた母子3人+後から入ってきた母子5名=8名もが座ることに…

といっても、母3名は3つの座席に座り、残り1席に幼児5名が座れるはずもなく、席の隙間に立っていたり、廊下に出て遊んでいたり。

ということは、幼児は座席指定しなくても一等車に乗れるということなのでしょうか?そしてなぜ自分の部屋に?謎は深まるばかりです。

てなわけで、他のコンパートメントはがらがらで、自分のコンパートメントだけが大混雑のうちに乗換駅のカサ・ボヤージュ駅に到着。

ただし、ママさんが、自分に「ここがカサ・ボヤージュ駅なので乗り換えよ」と教えてくれたので、親切心によしとしました。

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6.カサ・ボヤージュ駅の乗り換えと空港駅での保安チェック


カサ・ボヤージュ駅には、定刻の12:50を20分遅れの13:10に到着。

往路と同様に、一旦改札を出て、駅構内の電光時刻表をチェック。13:26分の「AEROPORT(エアポート)」行があるではありませんか。16分という短い待ち時間でラッキー。往路では45分も待ちましたから。

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早速窓口で残りの空港線の切符を購入

ちなみに、この前後の便に「カサ・ポート」行が頻繁に出ていますが、空港とは反対方向に行ってしまいます。最初、同じような名前なので空港に行くと勘違いして乗ろうとしていました。間違って乗らなくて本当によかったです。

5番ホームなので、地下道を通ってホームに出て乗りました。

今回もほぼ時間通りに発車。往路と違い、綺麗な電車でクーラーもちゃんと効いていました。自由席です。

あっという間に空港駅に到着。ホームは薄暗くなにもない。

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14:06分に到着したので、カサブランカ空港発16:35便の2.5時間前なので、丁度よいですね。

事前にネットで知ったのですが、空港駅から空港に入る際は、空港と同様のセキュリティチェックがあり、電車から降りた客で大混雑すると。

でもそんなに混まないだろうと鷹をくくっていました。

自分が乗っていた一等車は電車の最後尾で、最前列の乗客はどんどん保安検査場に詰め寄り、ネットの通りあっという間に大混雑。

しかも、この混雑の人数に対し、保安検査場がたった1つという非効率さ

最後尾の自分が着いた時には長蛇の列。しかも仕切りテープがなく、四方から客が詰め寄る。ぬかしたり割込みは当たり前、文句も飛び交う、負けてはいられない。

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15分くらい行列で押し合いへし合いし、やっとのことで保安検査場にたどりつくと、まずパスポートチェック、その後ベルトコンベアに乗せてX線チェック。

このベルトコンベアも一つしかないから、乗客が我先にと強引に乗せまくりぎゅうぎゅうですぐに止まってしまう。

空港出発ロビーに出られた時には、本当に疲労マックスでした。

みなさんは、ぜひ電車の最前列に乗り、空港駅到着後すぐに保安検査場に向かうことをお勧めします

実はこの電車の長旅やアクシデントで疲れているのに、この後のカサブランカ空港職員のやる気のなさ、航空会社ラウンジのサービスの悪さでさらに疲労度アップする事態に・・・

モロッコ・カサブランカ空港はハプニング続出!やる気ゼロのありえない空港職員たち(マイルで世界一周旅行記④:モロッコ編①)

世界の【航空会社ラウンジ・オリジナルランキング】発表!利用した人でないと分からない実態が明らかに(マイルで世界一周搭乗紀③)

前頁】モロッコ・フェズ旧市街のベストな散策ルートを教えます・迷宮に迷わず楽しく歴史を感じるために(マイルで世界一周旅行記⑱:モロッコ編⑮)

次頁】リスボンの電車・バス乗り放題の便利なプリペイドカードの購入方法【Viva Viagem,Lisboa Card】(マイルで世界一周旅行記⑳:リスボン編①)

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